“暴走宅建士”小川直也、受験生に熱烈エール「ジタバタするな」 自身は2年前に合格「よくやれたなあ」

17日、“暴走王”小川直也が自身のYouTubeチャンネル「暴走王チャンネル」を更新。19日に実施される宅地建物取引士試験に関する必勝法(最新版)を紹介した。小川は2023年に合格率15%といわれる宅建試験に合格し、宅建士の資格を取得。ちょうど1年前も必勝法の動画を公開し、受験生に対するエールを送っていた。

“暴走宅建士”小川直也がみやざき塾の最新教材を手に、試験日の心構えを語った
“暴走宅建士”小川直也がみやざき塾の最新教材を手に、試験日の心構えを語った

「宅建、頑張っているかあ!」と第一声

 17日、“暴走王”小川直也が自身のYouTubeチャンネル「暴走王チャンネル」を更新。19日に実施される宅地建物取引士試験に関する必勝法(最新版)を紹介した。小川は2023年に合格率15%といわれる宅建試験に合格し、宅建士の資格を取得。ちょうど1年前も必勝法の動画を公開し、受験生に対するエールを送っていた。

「さあ、いよいよ迫ってきました。宅建、頑張っているかあ!」

 画面を指差しながら小川が叫んだ。のっけからテンションが高い。小川からすれば、2年前までは自身も受験生の立場だったため、その気持ちが分かるのだろう。どうにか試験を無事に乗り越えてほしいという姿勢がダイレクトに伝わってくる。

 初歩的な知識として、宅建試験は毎年10月の第3日曜日、午後1時~午後3時の2時間で実施される。2023年に合格した小川は、それまでの3年間は独学で挑戦し、その都度、涙を飲んでいた。4年目に入った段階で、宅建みやざき塾に入塾。50問中、36~38点が合格ラインとされるなか37点を獲得し、見事難関を突破した。

 1年前にはその経験談から合格への必勝法を公開し、大きな反響を得ており、実際にそれを見て「勇気をもらった」「合格することができました」といった報告が相次いでいた。

 小川は2年前の自身を振り返り、「よくやれたなあ」としみじみ語っていたが、最近送られてきた最新教材を見ながら、「年々進化している」と話すと、教材をめくりながら以下のように話した。

「(若いうちに)早くやって、早く受かったほうがいいって改めて思いました。常に改良されているんだよね、更新更新って。コンピューターみたいなもんだよね。この間、Windows10だっけ。あれがサポート終了だもんね。早いよね。つい最近(約10年前)、Windows10が出たと思ったらサポート終了だよ。そのくらい日々(スピードが)早いよね」

 小川は本番の試験時間について、「ど緊張のなかでの2時間はあっという間だと思うよ。当然、あっという間っていうのは、今までやってきた人が言えることなんだけど」と言いながら、「(顔や態度を)見ていると分かるもん。この人は記念(受験)だなって」と、個々の受験生によって見分けがつくことも明かした。

宅建業法と法令・税、権利関係の区分所有法を抑える

 さらに、自身が合格した2023年を振り返り、試験本番の直前は「もう今年で絶対に受かるんだって気持ち」でいたと明かすと、「(一度落ちると)長いんだよ、(その翌年の受験日までの)一年が」と話し、「ホントに朝から晩まで(宅建の勉強を)やっていた気がしたな、この時期は。どうしても詰め込みが大事なんだよね。あえて言えば宅建業法と法令・税、権利関係の区分所有法とか、一番そこを抑えてほしいなっていうのはある」と打ち明ける。

 そんな小川に、合格の秘けつを問うと、「教材に書かれたことをそのまま一冊、頭に叩き込めば必ず合格する」と口にしながら、「(A4サイズの教材は)スマホよりは薄いって言うんだけど、覚える量がね(かなりある)。それを一年かけて覚えたよ」と目を輝かせた。

 事実、小川は「(試験問題は)教材から100%問題が出た」とも話し、「これさえ全部覚えれば全問正解できる」と断言する一幕も。結果的に合格した小川だが、試験の最中にはクリアして当然のような比較的易しい問題を落とした苦い経験もある。

 例えば「建物従事者が免除される『5問免除科目』」について。当然、小川は建物従事者でなかったために、それもクリアしなければならなかったが、「年々難しくなっている」らしく、一番落としてはいけない「統計」を間違えてしまったのだという。

 それでも小川の合格は、とくにさまざまな層に影響を与えたのか、最近はみやざき塾に「結構、入ってくる人は多い(らしい)」と話しつつ、「だいぶ(宅建試験の)ハードルが下がったのかな、俺が受かったことでさ」と話すと、「いい加減にしろよって思うんだけどさ」と笑ってみせた。

 もちろん、「俺の年代の方が結構入塾された方が多いらしい」と話し、同年代の層にも「一歩踏み出す勇気」(byアントニオ猪木)をもたらすことにも成功。小川は「上から目線で言うわけじゃないけど、俺に続いて受かってほしい」と訴えた。

 興味深いのは、現在、57歳の小川が宅建試験に挑む理由だろう。小川の場合は、父親が宅建資格を有していたため、それを引き継ぐ目的があったが、それ以外にも「この年になると清々しい気持ちで緊張感を迎えることはなかなかない」からこそ、「いい刺激になる」と語る。

「ホントに清々しくチャレンジできるよ」と話す小川の表情は、たしかに生き生きとしている。

宅建士になると信用度が違う

 ちなみに、素朴な疑問として確認してみたいことがあった。宅建試験に50点満点、もしくはそれに近い高得点を弾き出す割合はどの程度なのか。

「(みやざき塾では)満点やそれに近い党得点での合格者が続出しているんだよね。たしかに教材に(問題は)載っているわけだから、理屈でいえば合っているんだけどさ」

 では、合格し宅建士になると何ができるのか。「とくに『重要事項説明』って、みなさん、(アパートやマンションなどの不動産)賃貸で経験していると思うんだけど、宅建士証明書を出して説明するじゃん。あれよあれ。その仕事なんだけど」。

 さらに小川は、「これを持っていれば資格を持っている人を含めて5人雇える。そのセクションにいる人は持っていないとダメっていわれているみたい」と話し、「とくに土地や建物っていう高額のものを扱うわけだから、それがある人とない人の差はついて当たり前かなと思うね」と不動産業界にいる場合は特に信用度が違うとの見解を示した。

 最後に小川は、本番直前となった今、受験生に対し必要不可欠なことを口にして、「ここまで来たらジタバタするな。やってきたことを信じて。一番ダメなことは体調を崩すことですよ。あと試験の前日に徹夜するとか、一番やっちゃダメ。あの2時間を使うのに脳みそを結構使うんですよ、フルパワーで。スタミナ切れとかで。俺、脳みそのスタミナ切れってなかなか経験したことはなかったけど、これを通じて経験したのでハッキリ言っときます」と呼びかけた。

「(2時間という試験時間では)休みも入れて、一問一問、2分半のペースでやればいいんだけど、問題によってはいろいろやりくりがあると思う。とにかく自信を持って、指導された先生に従ったりとか、自分でやった人は自己流でやるしかないんだけど、ホントに悔いのないように頑張ってほしいなと思っております。僕にもできたので、皆さんにもできると思います」

 そう言い終わると、小川は「最後はいつものように景気のいいエールを送って、締めたいと思います」と口にし、「何がなんでも宅建、合格するぞ! 3、2、1、ハッスルハッスル!!」と宅建試験合格祈願のハッスルポーズを決めてみせた。

 小川が言うように、受験生には体調だけは気をつけながら、最後は自分を信じて、燃焼し尽くしてもらいたい。

次のページへ (2/2) 【動画】“暴走宅建士”小川直也、宅建受験生にエールを送った実際の映像
1 2
あなたの“気になる”を教えてください