お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が15日深夜、読売テレビ『吉田と粗品と』（水曜深夜0時59分）に出演した。ブラックマヨネーズ・吉田敬と2人で、ディープな悩みの相談に乗る番組。この日は結婚19年で2人の息子（18歳、14歳）がいる38歳主婦（あやこさん）が3年間不倫中で、42歳の夫と離婚を考えているものの踏ん切りがつかないとし、離婚経験者の粗品はアドバイスを求められた。

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　相談者が「粗品さんがどういうきっかけで離婚したか聞きたいです」と希望すると、2021年に元タレントと結婚し、23年に離婚した粗品は「やかましわ」と反応。笑いが起きる中、吉田が「思い切りという部分では、粗品は1つの大きな決断やったと思うけど」と話すと、粗品は「そうですね。自分のダメもありますし、仕事がどうとかも。僕は特に不貞行為があってとか、お互いにそういう話ではなかったんですけど。何か疲れてとか、徐々にしんどくなってみたいな感じでしたかね。だからある日突然、バーンとかではなくという感じでしたね、僕の場合は」と振り返った。

　吉田が「『このまま過ごしてても、どっちもしんどい時間が続くなあ』っていう？」と問うと、粗品は「それに近いですね」と返答。吉田が「決断して離婚したけど、結果どういう気持ちなん？」と尋ねると、粗品は「離婚するときに思ってた『離婚したら、これはこうなるな』みたいな。例えば『仕事はこういう働き方できるな』とか。そういうのは（実際）そうなってます。結婚・離婚って大層に思われる方もいると思いますが、意外に結構みんな離婚はするし、こうやってダンナさんの愚痴をこぼす奥さんだっていらっしゃいますし」と明かした。

　また、粗品は「僕は1個忘れられない言葉があって、離婚したての時に諸先輩方に一応、あいさつというか、お会いした人に『離婚しました』みたいな。特に祝儀をいただいた方とか。『すいません。離婚しました』みたいに言うたら、とある先輩が『バツイチっていうけど、バツイチじゃないよ。結婚した瞬間にマルが1個ついてんねんから、プラマイゼロやから。別にいま普通の状態やから気にしないで』って言ってくれて。『それがめっちゃうれしい』と思ったんです。『助かるな』みたいな。その名言をくれたんが中居正広さんなんですけど」と告白。吉田が思わず笑うと、粗品は「2、3年前の中居正広さんがそう言ってくださって、いま『誰が言うとったんや』と思ってます」と発言。吉田は「どんな話やねん！」とつっこんだ。

　粗品は「アドバイスです。ライトに考えてももちろんいいし、結婚・離婚を」と呼びかけ、吉田は「ちょっと無責任かもわからんけど、離婚してみよっか」と言い、粗品からたしなめられた。粗品は「離婚して良かった点と悪かった点ももちろんあるんで」と言い、相談者が離婚で「解放される」などと思う中、現時点で考えつかないデメリットも訪れると断言。

「子どもへの罪悪感とか人生を通したとき『夫の方が良かった』ってホンマに思うかも」などと発した後、「罪悪感潰し」として下の子が成人（18歳）を迎えるまで4年育てて免罪符にすると助言した。最終的に相談者が「この番組をきっかけに離婚できたら」と言うと、吉田は慰謝料を支払う可能性に言及。相談者が「もう用意してます」と明かすと、2人は笑うしかなかった。