スターダストプロモーション所属のメンズアイドルグループ・原因は自分にある。（通称：ゲンジブ）が15日、都内で4thシングル『パラノイドランデブー』の発売記念イベントを開催。同楽曲のパフォーマンスを世界初披露して、会場に集まった約2000人のファンを魅了した。

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　同グループは、大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤潤、杢代和人、吉澤要人の7人で活動しており、全員が俳優としても活躍。哲学的かつ文学的な歌詞の世界観を武器にしており、7月に国立代々木競技場第一体育館で『ARENA LIVE 2025 序破急』を2DAYSで開催して2万人を動員した。

　2年4か月ぶりとなるシングルの表題曲は、川谷絵音が作詞・作曲・編曲を担当。ラジオ番組で川谷と共演した杢代は、「川谷さんに『原因は自分にある。がとがったグループだからこそ、この曲を作れました』と言っていただきました。本当にいい経験になりました」と喜び、大倉は「とがりという部分が、原因は自分にある。の世界観だけではなく、豪華クリエイターのみなさんが思う『原因は自分にある。とは？』という部分と毎作品で融合されている。そういった部分が今回の楽曲でも感じられると思っています」とアピールした。

　楽曲のテーマについては、長野が「『パラノイドランデブー』は、川谷さんが作られた造語でテーマとしては逃避行。現代に生きる人間がSNSなど、直面する課題に向き合って、それをどうポジティブに捉えていくのか。『原因は自分にある。』という名前だからこそ、一種のあらがいみたいなものをテーマにして歌いました」と説明。吉澤は「パフォーマンスに関しては、フォーメンションがとても多いので常に移動している。推しを追っかけるのは大変だと思いますが頑張ってください」とポイントを語った。

　川谷のサプライズメッセージVTRが上映されると、川谷はゲンジブが改名した際から注目していたことを明かし、「ツイッター時代にグループ名に対して『気になる』と引用リツイートしてから6年。ようやく6年越しに携わることができて感謝しています」とコメント。「楽曲自体はカラフルな曲なのですが、前向きな歌詞ではない。今のタイミングでゲンジブが歌うべき歌詞だと思ったので書かせていただきました。これから大切な曲になってほしいなと思っています」と願った。

　まさかのサプライズにメンバーは大感激。驚きのあまりひっくり返ってしまった武藤は、「内容もうれしかったんですけど、『しゃべり声かっこよ！』でした」と興奮気味に語った。

　イベント中盤、カメラマンとして潜入していたお笑いコンビ・かが屋の加賀翔が大型ビジョンに映し出され、スペシャルゲストの登場に黄色い歓声が発生。客席エリアをバックにして集合写真を撮影すると、ライブ写真を公開してのトークやメンバーがこだわりの1枚を披露する特別企画『ゲンジブフォト選手権』でイベントを盛り上げた。

『パラノイドランデブー』のミュージックビデオが初解禁となり、いよいよメンバーが初パフォーマンス。川谷の書き下ろした楽曲は、セクシー、クール、ユーモラス、さまざまなゲンジブの魅力を引き出し、7人が圧巻のパフォーマンスで新たな世界観を造り上げた。

　初披露を終えた杢代が「めちゃくちゃ楽しかったです！　みなさん盛り上がってくれましたか？」と笑顔で問い掛け、オーディエンスは大歓声。最後に武藤が「4thシングル3曲、本当に全部最高なので、みんな何度も聞いてくれたらうれしいです」とメッセージを送り、熱狂のステージを締めくくった。