24歳・ねお、初水着&ランジェリーは「大きな決断」 “Z世代のカリスマ”が迎えた転換期「立ち位置を意識」
SNS総フォロワー数400万人超えのタレント・ねおが1日、ファーストデジタル写真集『ねおism.』を発売した。水着やランジェリー姿に初挑戦し、“大人なねお”を表現している。「大きい壁を乗り越えた感覚でした」――。24歳にとって大きな決断となった今作。どのような思いで臨んだのだろうか。

見据える次なるステップ「YouTubeとテレビの垣根を越えられるような存在になりたい」
SNS総フォロワー数400万人超えのタレント・ねおが1日、ファーストデジタル写真集『ねおism.』を発売した。水着やランジェリー姿に初挑戦し、“大人なねお”を表現している。「大きい壁を乗り越えた感覚でした」――。24歳にとって大きな決断となった今作。どのような思いで臨んだのだろうか。(取材・文=中村彰洋)
トップアイドル時代にバイクでアメリカ横断、ベンツ、ロードスター…多彩な愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
撮影地は沖縄県。事前に数回フィッティングを行うなど、衣装にもこだわり抜いた。“ベストなねお”を残すために撮影の数か月前から自分磨きに打ち込んだ。
「食生活を変えて、ピラティスにも通い、2~3か月で体重を8キロ落としました。スキンケアやヘアケアにも力を入れて、とにかくできることは全部やりました(笑)」
これまで、グラビアオファーを断り続けてきた中での今回の挑戦。24歳になり、“大人なねお”を表現したいという思いが背中を押した。
「『グラビアやりませんか』だと身構えてしまっていたのですが、『写真集やりませんか』と声を掛けていただいたことで、自分の中でのハードルが少し下がった気がしたんです。以前にスタイルブックを出したことはありましたが、写真集は大人のイメージがあったので、良いタイミングでお話をいただけたと思っています」
水着やランジェリー姿を初めて披露することになったが、この挑戦が自己肯定感を上げるきっかけにもなった。
「これまで体のラインを見せることがなかったので、撮影中に背中や脚を褒めていただけてうれしかったです。自己肯定感が上がりすぎちゃって、予定よりも水着カットが増えちゃいました(笑)。完成を見た時に『結構攻めたな』と自分でも思いました」

ミクチャに熱中した中学生時代、家族そろっての上京で「覚悟が決まりました」
中学2年生の時に動画配信サービス・MIXCHANNEL(通称:ミクチャ)へ投稿するようになり、リップシンク動画で注目を集めた。その後、YouTubeやTikTokとあらゆるSNSでフォロワーを獲得してきた。
「中学生の頃は教室の隅で静かにしているタイプでした。ミクチャを見ることが好きで、有名になりたいというよりも、憧れの配信者さんに会いたい一心で、動画投稿を始めました。ダンスや音楽が好きだったので、私の動画がきっかけで同じ曲を好きになってもらえたらうれしいなって。当時は本当に天職を見つけたような気分で、帰宅部だった私にとっては部活感覚でした。
もちろん良いことばかりではなく、心無い言葉を投げかけられて、挫折しそうになったこともありました。それでも続けてきたからこそ今があるので、負けないで本当に良かったです」
毎日ひたすらに動画投稿を続けることで、徐々に認知度が広がっていき、始めてから約半年でミクチャのランキング1位に輝いた。そして、事務所からのスカウトをきっかけに人生が激変した。
「元々芸能界を目指すつもりは全くなくて、『ランキング1位になりたい』『憧れの人に会いたい』という目の前の目標だけを頑張ってきました。それを見てくださった事務所さんに声をかけていただき、『Popteen』の専属モデルにもなることができました」
急な仕事にも対応したいという思いで、中学卒業を機に鹿児島からの上京を決断。努力するねおの姿を見続けていた両親の後押しもあり、家族全員で東京に引っ越した。「覚悟が決まりました」と当時を振り返る。

“YouTuberのねお”から“タレントのねお”へ「垣根を越えられるような存在に」
次々と与えられる目標をクリアし続ける中で、気付けばフォロワーは数百万人まで拡大。いつしかZ世代クリエイターの代表格にまで成長していた。
「憧れの人に会うという夢をかなえた後は、次の夢を考える余裕もなく、気付いたら24歳になっていました。すごくあっという間で、気持ちはまだ18歳ぐらいの感覚です(笑)。私は目の前に現実的な目標があった方が頑張れるタイプなので、そういった環境を用意してくださった周りの方に本当に感謝しています」
徐々にテレビでの露出も増えてきたが、次に目指すのは“タレント・ねお”としての地位の確立だ。
「“YouTuberのねお”ではなく“タレントのねお”と呼ばれるようになりたいです。今回の写真集がそのきっかけになればうれしいです。YouTubeとテレビの垣根を越えられるような存在になりたいです」
活動を始めた頃から応援してくれるファンと共に成長してきたが、今回の挑戦は新しい層への扉を開くきっかけとなった。新たなステージに向かうためへの大きな一歩と捉えている。
「24歳になって自分の立ち位置を意識するようにもなりました。“Z世代の〇〇”というイメージを変える意味でも、今回の写真集に懸けた思いは大きいです。これまでの私とは異なる姿を見せることは、自分の中では大きな決断でした。『何がなんでもたくさんの人に見てほしい!』という思いで臨んだので、一つ大きな壁を乗り越えた感覚があります。同世代の方たちだけでなく、少し上の層の方にも見てもらえる、新しい出会いのきっかけになればうれしいです」
今後もモデル、タレント、演技とどんな仕事にも全力で挑んでいく。「お仕事をいただくからには、精一杯準備をして100%の力で臨みたいです。NGはありません!」と意気込む。
「“ねお”と聞けばすぐに顔が浮かぶような存在になるためにも、今は幅広く活動していきたいです。来年がどうなっているかも、明日に何が起こるかも分かりません。『今日あれをやっておけばよかった』という後悔をせずに眠れるよう、毎日を大切に過ごしています」
“かわいいねお”から“大人なねお”へ。殻を破った24歳がこの先にどういった表情を見せてくれるのだろうか。
□ねお 2001年6月6日、鹿児島県出身。15年、中学2年生の時「MixChannel」への動画投稿を開始。音楽に合わせて振付をしながら口パクする「リップシンク女王」として人気を集めた。18年から20年までファッション誌「Popteen」の専属モデル。24年からは日本テレビ系『ZIP!』のキテルネ!リポーターを担当中。
