俳優の高畑淳子が12日、都内で行われたテレビ朝日系火曜ドラマ『ちょっとだけエスパー』記者会見に、主演を務める大泉洋をはじめ、宮崎あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、岡田将生と共に出席し、箱根ロケの撮影前に骨折してしまったことを明かしていた。

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　本作は、『アンナチュラル』『MIU404』などの野木亜希子がオリジナル脚本で臨むSFラブロマンス。会社をクビになり人生のどん底にいるサラリーマンの文太（大泉）が、ネットカフェを泊まり歩く日々のなか、再就職のため挑んだ面接で「君には今日から、ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」と言われたことから起こる騒動を描く。

　文太のエスパー仲間・円寂を演じる高畑は「台本を読んだとき『ちょっとだけエスパーになるってどういうこと？』と疑問に思うことがあったのですが、引っかかる部分を、全部大泉さんが変顔で体現してくださっていたので、引っ掛かりが解消されました」と感謝を述べた。

　大泉と高畑は、大河ドラマ『真田丸』以来、9年ぶりの共演となるが、高畑は「あの時は息子役でしたね」と振り返ると「お忙しいのにいつも現場を明るくしてくださって、本当に偉いなと思いました」と母親のような視点で大泉の座長ふりを称賛していた。

　そんな高畑だが、本作の箱根ロケの前、ある大きな出来事があったという。キーワードトークのなかで「ワイン事件」というお題に触れた際、高畑は「箱根ロケの前日に、ワインを飲もうと思って、冷蔵庫からフルボトルを取ろうと思ったら、足の上に落としてしまったんです。あまりにも痛いので、病院に行ったら骨折してしまっていて……」と語る。

　周囲がざわめくと、高畑は「でもどうしても箱根の温泉に入りたくて、骨折した足を上げたまま一人で温泉に入ったんです」と述べると「周りの人は『あの人は何で足を上げて温泉に入っているんだろう』と思っていたでしょうね」と笑う。それを聞いた大泉は「そんなことを物ともせずに撮影をするんですからすごいですよね」と感嘆していた。