主婦が考える「最も望ましい働き方」 3年前と比較し「短時間非正規社員」が大幅減
主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」(ビースタイルグループ)の調査機関しゅふJOB総研は、「これから最も望ましい働き方」をテーマに、働く主婦層へのアンケート調査を実施。その結果を17日に発表した。16日に発足した菅新内閣に「ぜひ推進を!」を訴えている。
働く主婦層にアンケート、30.7%が望む「短時間正社員」とは…
主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」(ビースタイルグループ)の調査機関しゅふJOB総研は、「これから最も望ましい働き方」をテーマに、働く主婦層へのアンケート調査を実施。その結果を17日に発表した。16日に発足した菅新内閣に「ぜひ推進を!」を訴えている。
アンケートの有効回答数は897件。「これから最も望ましい働き方」の1位は「短時間正社員」の30.7%で、「短時間非正規社員」が29.9%、「フルタイム正社員」が11.6%と続いた。
「短時間正社員」とは、「フルタイム正社員」と比較して、1週間の所定労働時間が短い正規型の社員で、(1)期間の定めのない労働契約(無期労働契約)を締結している(2)時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同種のフルタイム正社員と同等、のいずれかに該当することが条件(厚生労働省~短時間正社員制度 導入支援ナビより~)だという。
フリーコメント欄には、「短時間正社員」と答えた人から「時給で働いていると、身分や給料が安定しない上、やりがいを感じにくいので、できれば正社員で働きたいです。その一方、家事育児の時間もとりたいので、短時間正社員が最も望ましいと考えます(40代:パート/アルバイト)」、「家庭の事情でフルタイムでは働けないが、非正規社員では今回のコロナの時のように契約を切られる場合も心配(50代:今は働いていない)」、「体力的にフルタイムはきついので、短時間でも正社員になれるのなら、収入が安定して安心できるから(50代:パート/アルバイト)」、「雇用がしっかりしている正社員で家庭優先できる短時間勤務が理想(30代:パート/アルバイト)」などといった声があがった。
一方、「短時間非正規社員」を希望する人は「1社に所属して仕事をするより、適材適所で必要とされたときに短時間でも働けるような環境があるとありがたい(40代:正社員)」、「扶養控除内で働けて、子供の成長に合わせて職種を変えられそうだから(40代:派遣社員)」、「副業可能な立場でいたいから(30代:SOHO/在宅ワーク)」、「家計は主人のお金で間に合っているので、お小遣い程度で働きたい。家事、育児もちゃんとしたいので(50代:パート/アルバイト)」などと答えている。