鈴木愛理が30代になり考え始めた“先の未来”「人に愛情与えてサポートしていく仕事がしたい」

歌手で俳優の鈴木愛理が主演を務めるテレ東系連続ドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』(水曜24時30分)が8日にスタートした。多くの女性を中心に共感を集めた『推しが上司になりまして』の実写ドラマ化・第2弾。鈴木は初共演となる八木勇征(FANTASTICS)とキラキラ感満載のラブストーリーを紡ぐ。鈴木がインタビューで、「自分もオタク気質な人間」と明かし、胸キュンポイント、31歳になった現在の夢を語った。

インタビューに応じた鈴木愛理【写真:藤岡雅樹】
インタビューに応じた鈴木愛理【写真:藤岡雅樹】

初共演・八木勇征の印象は「大きな赤ちゃん」

 歌手で俳優の鈴木愛理が主演を務めるテレ東系連続ドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』(水曜24時30分)が8日にスタートした。多くの女性を中心に共感を集めた『推しが上司になりまして』の実写ドラマ化・第2弾。鈴木は初共演となる八木勇征(FANTASTICS)とキラキラ感満載のラブストーリーを紡ぐ。鈴木がインタビューで、「自分もオタク気質な人間」と明かし、胸キュンポイント、31歳になった現在の夢を語った。(取材・構成=イシイヒデキ)

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――前作の反響を受けての第2弾決定となりましたが、反響をどう感じましたか。

「ドラマを通して『推しという文化がこんなにも広がっているんだ』と感じるくらい、いろんな声をいただきました。『推しがいる生活は幸せだよね』という言葉を老若男女からいただいたので、『日本のひとつの文化として伝えていきたい』と思いました。第2弾ができることにうれしさを感じつつ、『頑張らなきゃ!』と気合いが入りました」

――前作との違い、今作のポイントを教えてください。

「大きく違うところは、上司になる推しが年下という点です。キュンキュンの角度が違ったり、恋愛に進む理由が少しだけ違う。『そういった面が見えたらいいな』と思い、試行錯誤しながら撮影しました。キュンキュンシーンが前回に比べて多くなっていますので、画面の前で悶えていただけたらうれしいです(笑)」

――主人公・南愛衣は、アパレル商社の社長秘書として働きながら、今をときめく俳優・氷室旬(八木)を熱烈に推す、オタクの一面を持っています。演技で工夫したことは。

「前作は、社員の1人という設定でしたので、全てが顔に出てしまう推し方をして、オタク全開という感じで演じました。今回は秘書と社長という関係なので、2ショットの段階でオタクの気持ちが出てしまうシーンが多い。顔に出さずに、いかに心の声で暴れられるか工夫しています」

「私の原動力は、応援してくださるみなさんです」と語った【写真:藤岡雅樹】
「私の原動力は、応援してくださるみなさんです」と語った【写真:藤岡雅樹】

未来像も明かす「海外の文化も学んで帰ってきたい」

――推し上司役の八木さんと共演して、どんな印象を受けましたか。

「最初のイメージは、大きな赤ちゃんです。ファンのみなさんが言われているような“ビッグベイビー”で少しポンコツ。人に甘えるのが上手な印象がありました。ですが、一緒に現場を作っていく上で、私が現場で足らずなことがあった時は、そっと支えてサポートする発言をしてくださることがあり、どちらかが疲れたら、どちらかがテンションが壊れて助け合うみたいな感じで撮影を楽しく進めることができました」

――前作の推しとの違いは、どんなところにあるのでしょうか。

「片寄さん(GENERATIONS・片寄涼太)が演じた桐生斗真は、さわやかな推しで太陽光のような感じの存在。八木さんが演じる氷室旬は、自分のファンがどういう風に自分のことを好きでいてくれるのかを理解しているタイプの推しです。なので、ウインクや決め顔を『見ていいんですか!』というくらい乱発されています(笑)」

――前作の放送時は、『オタクを演じる鈴木さんがひたすらかわいい!』という反響もありました。

「もともと自分もオタク気質な人間なので、普段の自分が持っている引き出しを全開にした結果、そういった反響をいただけてうれしく思っています。今回は、変な顔が『白目むきすぎです……』とやりすぎないくらいで演じるのが、現場での課題でした(笑)」

――演じた愛衣と鈴木さんは、30代になったばかりという共通点があります。ご自身は、30代になって心境の変化はありましたか。

「自分のためだけにたくさん頑張ることもできるけど、人に自分の考えたアイデアや愛情を与えてサポートしていく仕事がしたいと思うようになりました。自分自身にも熱をかけながらも、培ってきたノウハウを分けていきたいと『先の未来』を考えるようになりました」

――そんな鈴木さんが描く未来像、現在の夢を教えてください。

「私の原動力は、応援してくださるみなさんです。作品を受け取ってくださったみなさんの『生きる糧になった』『今日も頑張れたよ』という声をいただけて活動ができています。人の背中を押し続けることができる以上は、ステージに立ちたいという気持ちがありますし、音楽活動も大切にしているので、自分の言葉を紡いで作品として発表していきたいという思いは、今も心の中にあります。11月には、ミュージカル『SIX』の日本キャスト版がロンドンで逆輸入で上演されるので、海外の文化も学んで帰ってきたいと思っています」

□鈴木愛理(すずき・あいり)1994年4月12日、千葉県生まれ。2002年、8歳の時にハロー!プロジェクト・キッズに選ばれ、翌年にCDデビュー。05年6月から℃-ute(キュート)のメンバーとして活動し、17年の解散公演をもってハロー!プロジェクトを卒業。18年に『Do me a favor』でソロデビューを果たし、日本武道館公演を実現させた。俳優業、モデルなど多岐にわたって活動の場を広げている。血液型B。

▼スタッフクレジット
ヘアメイク:榊原みさと
スタイリスト:森宗大輔

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