大竹しのぶ、木村拓哉と初共演「嬉しかったです」 27年ぶり“山田組”参加で実現

俳優の大竹しのぶが、11月21日公開の映画『TOKYOタクシー』(山田洋次監督)に、木村拓哉の姉役として声の出演をすることが10日、発表された。大竹の“山田組”参加は27年ぶりで、木村とは初共演となる。

大竹しのぶ【写真:(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会】
大竹しのぶ【写真:(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会】

11月21日公開の映画『TOKYOタクシー』

 俳優の大竹しのぶが、11月21日公開の映画『TOKYOタクシー』(山田洋次監督)に、木村拓哉の姉役として声の出演をすることが10日、発表された。大竹の“山田組”参加は27年ぶりで、木村とは初共演となる。

 山田監督91本目となる本作は、倍賞千恵子主演、木村を共演に迎えた珠玉のヒューマンドラマ。木村が演じるのは、東京で日々奮闘するタクシー運転手・宇佐美浩二で、ある日、85歳の高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山の高齢者施設まで送ることになり、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という彼女の願いをきっかけに、思い出の地をめぐる1日の旅が始まる。二人の時間が進むにつれ、やがてその旅は互いの心を大きく動かしていく。

 大竹は、木村演じる浩二の姉・圭子を演じる。山田組への参加は『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(1977年)、『学校III』(98年)以来27年ぶり。

 劇中では、家計に苦しむ浩二が、姉の圭子に金を貸してほしいと電話をかける場面が描かれる。大竹と木村は過去に同じ作品へ出演した経験はあるものの、共演は本作が初となる。

 大竹のコメントは下記の通り。

――久しぶりの山田組の参加はいかがでしたか。

「監督がとても細かく指示してくださることが懐かしくて、『ああ、やっぱりいいな。これだけの出番じゃ寂しいな』と思いました。久しぶりに山田組に参加したことで、丁寧に丁寧に映画を撮ることの大切さを改めて実感しました」

――木村さんと共演されていかがでしたか。

「私、実は木村さんとドラマや映画で共演したことがなくて。もちろん今までお会いしたことはあったんですが、(共演は)初めてだったので嬉しかったです。でも今回は声だけの出演だったのが残念で、今度こそちゃんと顔と顔を見てお芝居できるといいなと思います」

――『TOKYO タクシー』を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

「本当に夢のような、心が温かくなるお話で、山田監督が本当に作りたくて作る映画の一つだと思います。ぜひ楽しみにしてください」

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