NEWS、MCで情報番組に全力アピールでファン爆笑 ライブでジュニアとの共演は4年ぶり

NEWSが9日、横浜アリーナで「NEWS LIVE TOUR 2025 変身」の神奈川公演を開催した。15枚目アルバム『変身』をひっさげての全国8都市19公演を巡るツアーとなっており、神奈川では3公演で約4万5000人を動員予定だ。『変身』は、今年で結成23年目に突入したNEWSとリスナーの変身体験をテーマに、さまざまなアプローチで“変身”を表現したアルバム。ライブは、声優・山寺宏一のナレーションによる3篇の特別講義と『変身』の楽曲を軸に構成され、3人は全28曲を歌い上げた。(取材・文=水谷賀奈子)

神奈川公演では3公演で約4万5000人を動員する
神奈川公演では3公演で約4万5000人を動員する

“変身”がテーマ

 NEWSが9日、横浜アリーナで「NEWS LIVE TOUR 2025 変身」の神奈川公演を開催した。15枚目アルバム『変身』をひっさげての全国8都市19公演を巡るツアーとなっており、神奈川では3公演で約4万5000人を動員予定だ。『変身』は、今年で結成23年目に突入したNEWSとリスナーの変身体験をテーマに、さまざまなアプローチで“変身”を表現したアルバム。ライブは、声優・山寺宏一のナレーションによる3篇の特別講義と『変身』の楽曲を軸に構成され、3人は全28曲を歌い上げた。(取材・文=水谷賀奈子)

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 真っ暗なメインステージにスポットライトに照らされた増田貴久、小山慶一郎、加藤シゲアキの3人が登場し、ツアータイトルにもなっている『変身』からライブはスタート。曲中には、何もなかったステージがバルーン装飾による豪華絢爛(ごうかけんらん)なお城に“変身”。3人もまた、貴公子のような衣装に“変身”を遂げた。スタートから3人の織りなす力強いハモリが会場のボルテージをあげていく。

『チャンカパーナ』は、今年6月にリリースした全編英語詞アレンジの『Chankapana(English Version)」をミックスした特別バージョンで歌唱した。おなじみの振り付けでファンも一緒になって踊ると、会場の盛り上がりはさらに加速した。

 山寺のナレーションによって進められる「変身」についての特別講義の映像がスクリーンに流れると、第一講は「変身の前兆」だと説明された。一曲目の『Cocoon』は、加藤のソロ曲だ。全身真っ白の衣装の加藤が曲の最後には蝶へと“変身”し、飛び立つ演出でファンを魅了した。

 再びステージにそろった3人は「NEWS」と書かれた衣装に着替え、『BE FUNKY!』『恋のABO』ではトロッコに乗り、ファンと近距離で手を振り合うなど、コミュニケーションをはかった。

 MCタイムでは、この公演にテレビ収録のカメラが入っていることに触れ、「いかにワイドショーで映像を使ってもらうか」と必死になる3人。増田が「シューイチ!」と日本テレビ系情報番組『シューイチ』(土曜午前5時55分、日曜午前7時30分)番組オリジナルのポーズを決めたことを皮切りに、3人で「ZIP!」「ノンストップ!」などとさまざまな番組のポーズを連発した。しまいには、小山が「使ってください!」と叫び、会場は笑いに包まれた。

花魁の姿に“変身”
花魁の姿に“変身”

約4年ぶりにジュニアと共演

 小山の呼び掛けとファンによる「変身!」のレスポンスで始まった第二講は「選択の岐路」がテーマだ。『「生きろ」』とメッセージ制の強い楽曲から増田のソロ曲『TM』、小山のソロ曲『CHOIYAMA』が続いた。増田は、花道とセンターステージにそったレールに取り付けられたカメラを動かしながら、歌い踊った。小山は同じ苗字のジュニア“小山”十輝と、同じ衣装・同じ振り付けで歌い踊るというユーモアあふれる演出だった。

 また、小山十輝のほかに、本ツアーでは渡辺惟良、上原剣心、高橋奏琉、小久保向一朗、岡橋亮汰ら6人のジュニアがバックダンサーとして出演。2021年開催の「NEWS LIVE TOUR 2020 STORY」以来、約4年ぶりとなるジュニアとのツアー共演となった。ジュニアコーナーでは6人が、NEWSの楽曲『希望~Yell~』を歌唱。ファンもペンライトを振り、6人のパフォーマンスを優しく見守った。

 ショッキングピンクのセットアップに衣装チェンジした3人がステージに再び登場すると、炎の演出を加えた『ROOOTS』で一気に会場の雰囲気を変えてみせた。『ごめんあそばせ』では、3人が花魁の姿に“変身”。女性口調をモチーフにした一曲で、煙管(きせる)や手鏡などの小道具を手に、妖艶に歌い上げた。

 第三講「変身の行方」では、本ツアーのために増田の私物100点以上をコラージュした、独創性あふれる三者三様の衣装に身を包んだ3人。『クローバー』では、センターステージに全長約13メートルの巨大な樹が登場し、『さくらガール』では桜の花吹雪が、『Snow Dance』では雪のように輝くバブルが頂上から降り注ぎ、春から冬へと変化する様子を表現して会場を鮮明に彩った。

 さらに、『U R not alone』ではファンもペンライトを大きく振り、3人とともに「少しずつ前へ not alone」と大きな声で歌い、会場がひとつになった。

 最後の曲を前に、小山が「NEWSは22歳になりました。ここまでいろんな変化がありましたが、変わっていないことがあります。この3人はNEWSという船を降りていません。これからもオールを漕いで進めていきたいと思っていますが、いかがでしょうか」とファンに問いかけると、ファンからは大きな拍手が返ってくるという、NEWSとファンの絆が感じられる瞬間が生まれていた。

 そして、『君のままで』ではメインステージに並ぶ3人が、時にはファンのいる方向へと手を伸ばしながら、歌詞に思いを込めて歌う姿が印象に残った。ラストには、メンバー3人直筆の「君のままで」という文字をメインステージのビジョンに大きく映し出し、ライブは幕を閉じた。

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