阿部寛、セルフ散髪にこだわり「自分で切るほうがうまい」 撮影中の“つながり”意識「怒られることもなくなった」
俳優の阿部寛が8日、都内で行われた映画『俺ではない炎上』(公開中、山田篤宏監督)の大炎上御礼イベントに、共演の夏川結衣とともに登壇。散髪へのこだわりを明かした。

夏川とは7回目の共演「一番信頼している女優」
俳優の阿部寛が8日、都内で行われた映画『俺ではない炎上』(公開中、山田篤宏監督)の大炎上御礼イベントに、共演の夏川結衣とともに登壇。散髪へのこだわりを明かした。
浅倉秋成氏の同名小説を実写映画化した同作。誰もが簡単に世界とつながり、瞬時に情報が拡散される現代に潜むSNS冤罪が題材で、主演を務める阿部は、SNS上で殺人事件の犯人に仕立て上げられ炎上し、日本中が敵となってしまう山縣泰介を演じた。
イベントは、同作の上映後に実施。鑑賞後の観客前に登場した阿部は「怖いですね。最近はこういう時代ですから。発言に気をつけないと」と笑みを浮かべ、「芸能界では30何年とやっていますが、いつ誰が僕を見ているか。いろいろなことが起きている。AIも発達しているので、いろいろな作品が増えていくと思っています」と口にした。続けて、周囲からの反響について聞かれると「(SNS冤罪は)社会的な問題みたいで。学校の教材にしたらいいんじゃないかって話が巷で出ているみたい」と言い、「そう言っていただけるのはすごくうれしいですね」と喜んだ。
同作では夫婦役での共演となった阿部と夏川。今回で共演は7回目で、夫婦役は4回目となった。夏川の印象について、阿部は「いつも違う感じできてくれる。映画見たときは『こういう感じできたか』と。本当に一番信頼している女優さんです」と信頼を寄せていた。これに夏川は「すごくうれしいです!」と笑顔を見せ、阿部の印象を「同じ作品を7回、夫婦役を4回もやらせてもらうと。どこか同志のような。私も絶大な信頼を持っています」と吐露した。
「同志」という言葉に、阿部は「同志ですよ」とうなずき、「何回もやらせていただいている。時間がたってまたご一緒って感じなので、バランスよくやっている。新鮮な気持ちでやれますね。いつも変わらないのがすばらしい。20年やっていると波がありますが、僕たちは変わらず同じように接することができる。唯一無二かなって思います」と話した。
また、この日は、MCからの質問に「YES・NO」で答える企画を実施した。「人には理解されない強いこだわり」という質問に、阿部は「髪の毛は自分で切るほうがうまい」と答え、「刈り上げは難しいですよ。だけど、俳優だからつながりがある。あまりきっちり切れない。『髪の毛切ったでしょ。つながってないよ』って言われるのを防ぐために自分で切るようにした。そしたら怒られることもなくなって。自分でいつもつながり考えて切れるし。うまく切れるんですよ」と意外な特技を明かしていた。
イベントには、藤原大祐も登壇した。
