芸人を諦めるべきラインはどこ? M-1準Vコンビは「5年やって、1回戦1回も受かんなかったら」

お笑いコンビ・ヤーレンズが6日、ABCラジオ『ツギハギ~ヤーレンズのダダダ団!~』(月曜午後9時15分)に出演。芸人生活をあきらめるべき“ボーダーライン”について言及した。

ABCテレビ【写真:ENCOUNT編集部】
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養成所生徒からの相談に回答

 お笑いコンビ・ヤーレンズが6日、ABCラジオ『ツギハギ~ヤーレンズのダダダ団!~』(月曜午後9時15分)に出演。芸人生活をあきらめるべき“ボーダーライン”について言及した。

 現役のお笑い養成所の生徒というリスナーから「キングオブコントもM-1も1回戦敗退でした。あきらめたくないし、お笑いの道もやめたくありません。まだ抗っても大丈夫でしょうか?」というメッセージが寄せられ、ゲストの昨年のキングオブコント王者・ラブレターズを加えた4人とも1年目ということでゴーサイン。出井隼之介が「実際のボーダーってどれぐらいなんだろうね?」と興味津々に投げかけた。

 出井は「M-1はその昔、(島田)紳助さんが立ち上げた当初は『3年連続1回戦で落ちてるようじゃやめた方がいい』みたいな。確かそういう感じだった」と言うと、相方・楢原真樹は「3年で1回戦、(当時の参加制限)10年で準決勝か」と確認。ラブレターズの溜口佑太朗と塚本直毅は納得した。

 出井は「『1回戦で3回落ちるようだとさすがに才能ないかも』と。紳助さんの理念としては、『才能ないヤツに無駄な努力をさせるのは、決して幸せなことじゃない』って言う考え方。別の道を探せるように。芸人ってやめづらいから、『やめさせる大会でもある』っていうことを盛んに言ってた」と話した。楢原は「だからリミットつけたっていう」と付け加えた。

 出井は「今は時代も変わって、売れる人も高年齢化して、(M-1も)結成15年までになってるから、3回(1回戦敗退)ってことはないと思うけど、実際どんぐらいなんだろうなって考えちゃう」とコメント。楢原は「キングオブコントなんかまさに地獄だもんな。(芸歴)制限がないもんな」と指摘し、ラブレターズは同調した。

 出井は「この間、若い子としゃべったら、(キングオブコントの)準決勝とかに行くかもっていう感じの子だったけど、『とりあえず1回、準決勝に行って、キングオブコントのファンの皆さんに名前と顔を覚えてもらって、次の年からが勝負だと思ってます』みたいな。なるほど、そういう感じか」と考え方を紹介。楢原が「『顔見せ』というね」と言うと、溜口は「準決勝行って、ライブシーンのステージ上げて」と反応。楢原が「目の色変わるもんな、お客さんも」と言うと、共感する声が上がった。

 楢原は「(賞レースで)5年やって、1回戦1回も受かんなかったら、確かに考えた方がいいね」と数字を挙げると同調され、塚本は「そっからまくるのは確かに(難しい)な」と話した。楢原は「5年、しかも同じコンビで1回戦は……。努力してない感じもあるしな。だから、多分、5年ぐらいじゃない?」と見解を示し、出井も「すごいまくるヤツもいるんだけど、さすがに1回戦は通るからね」と共感した。

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