水上恒司、Snow Man宮舘涼太との共演シーンで笑いをこらえる「なんだこいつと思いながら」

俳優の水上恒司が4日、自身が主演を務める映画『火喰鳥を、喰う』の公開記念舞台あいさつに登壇。山下美月、Snow Manの宮舘涼太らと作品にまつわるエピソードを披露した。

舞台あいさつに登壇した水上恒司(左)と宮舘涼太【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した水上恒司(左)と宮舘涼太【写真:ENCOUNT編集部】

山下美月も「すごい変でした」と称賛

 俳優の水上恒司が4日、自身が主演を務める映画『火喰鳥を、喰う』の公開記念舞台あいさつに登壇。山下美月、Snow Manの宮舘涼太らと作品にまつわるエピソードを披露した。

 映画単独初主演となった水上は、「昨日が公開日でしたが、このメンバーと一緒に登壇する日を迎えることができて、安心というかうれしい思いでいっぱいです」と感無量。無事に公開を迎えて、「試写を見るというのは役者にとってプレッシャーになる部分がある。関係者に『どうでしたか?』と感想を求めた時、おもしろくなかったら『いや……』というのはある。今回の作品は、見終わって開口一番『おもしろかった』と本木監督に話させていただきました。作品に携わった1人の人間としてうれしいです」と手応えを語った。

 作品のキーマンとなる超常現象専門家・北斗総一郎を演じた宮舘は、「北斗の執着は手に入れたい気持ちに向かって、真っ直ぐ物事を相手に伝える。真っ直ぐな気持ちが北斗の執着につながって全面的に出ていくと感じました」と自身の役を解説した。

 水上が宮舘との共演シーンを振り返り、「本当に笑いそうになる瞬間があった」と話し出すと、宮舘は「どこでかな?」と困惑。水上は「舘さんの呪いというか儀式のシーンでは、僕の芝居としては、北斗を突き詰めるシーンなんですが、『おまえ、何やっているんだ』と言いたくなるくらいだった。でも、またそれが北斗のいい味を出していた。おもしろかったです」と絶賛し、山下も「本当にすごい変でした。素晴らしい変さ。とても褒めています」と笑顔で称えた。

 水上はおすすめシーンに北斗の初登場シーンをあげ、「舘さんはクランクインの日に、膨大なセリフを言うシーンを撮っている。絶対に緊張するし、見ているこっちも緊張してもおかしくないようなシーンなんですけど、舘さんはあまり緊張が見えなくて、芝居が始まった」と回想。「僕はちょっとせりふを言うだけなんですけど、ずっと笑いそうになった。『なんだこいつ』『何言っているんだ』と思いながら演じました。でも、この段階で雄司は北斗を拒絶するから、『こいつ、何言っているんだ』という感情は正しい。すごくお気に入りです」と語った。

 MCにもうさんくささを称賛された宮舘は、「僕のできる最善をつくして、せりふを覚えるのは当たり前、そこに感情を乗せたり、雄司を説得していかないといけないというのも入れた」とコメント。「監督は『カットありますよ』と言ってくださったのですが、僕は1回も止めたくなかった。5、6ページくらいあったのですが、『長回しでやらせてください』と志願して撮らせていただきました」と撮影の裏側を明かした。

 同作は、原浩氏による第40回横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。監督を務めるのは、『空飛ぶタイヤ』(2018年)、『シャイロックの子供たち』(23年)などを手がけた本木氏。脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22年)などの林民夫氏が手がけた。

 物語は、信州で暮らす久喜雄司(水上)と夕里子(山下)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届くところから始まる。最後のページにつづられていたのは、「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。日記を読んだ日を境に、幸せな久喜夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚がくの世界だった。「死者の日記」から始まったのは、“事件”か、あるいは“怪異”か。全く先読みのできないミステリーホラーが誕生した。

 舞台あいさつには、麻生祐未、豊田裕大、本木監督も登壇した。

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