俳優の要潤が3日、都内で行われた関西テレビ・フジテレビ系連続ドラマ『終幕のロンド―もう二度と、会えないあなたに―』（13日より放送、月曜午後10時）の制作発表に、草彅剛とともに登壇。「共演者に伝えておきたいこと」をテーマにトークを展開した。

BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車（JAF Mate Onlineへ）

　主演を務める草彅は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる遺品整理人・鳥飼樹を演じる。遺品に刻まれた「最期の声」に耳を傾け、残された者へのメッセージを解き明かしていく役どころだ。中村ゆりが務めるのは、余命3か月の母がいる絵本作家で、大企業グループ次期社長の妻・御厨真琴。ある日出会った2人の間には、次第に恋心が芽生えていく。草彅が民放連ドラで主演を務めるのは2年半ぶり。カンテレドラマとしては通算9作目の連ドラ主演で、単発ドラマを含めると10作目の主演作となる。

　御厨真琴の夫・御厨利人を演じた要は「（草彅とは）何度か共演させていただいていて、いつも楽しい。剛さんが現場を華やかにしてくれるんです。シーンっとならずに、いつも剛さんが音頭を取ってテンポを作ってくれる。自然と共演者、スタッフの皆さんにまで染み込んで、いい現場になるんです。すごく楽しく過ごさせていただきました」とにっこり。これを受け、草彅は「褒めていただくとうれしいですが、みんなと一緒にいる現場が好きで、自分が楽しんでいるだけなんですよね（笑）」と笑みを浮かべ、「みんなが笑ってくれると調子に乗ってどんどんやりたくなりますが、メリハリをつけるところはつけて。職人の集まりみたいな場ですから。その現場の空気感が好きでやっています」と述べた。

　同作の内容と絡め、共演者に伝えておきたいことを尋ねられる場面もあった。古着好きの草彅は、現場でもおしゃれな格好をしていたそうで、要はそれに影響されて撮影後半では古着を着るようになったという。季節の変わり目ということもあり、要は「ネルシャツを探していた」とのことだが、「そのときにちょうど（草彅から）ネルシャツをいただいて」と打ち明けた。その時の感情を「恋愛に似た気持ちになって。『通じ合っている！』って」と振り返り、報道陣を笑わせた。これに、草彅が「たまたま買い物していたら『これ要さんサイズだな』と思って」とプレゼントのきっかけを明かすと、要は「そこに僕がいるのがすごい。常に僕のこと思ってくれている感じ。ありがとうございます」と感謝していた。

　制作発表には、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、小澤竜心、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、中村雅俊、風吹ジュンも出席した。