市原隼人、異例の舞台あいさつ80回 主演『おいしい給食』最新作で全国行脚へ「どこまででもうかがう」
俳優の市原隼人が3日、都内で行われた主演映画『おいしい給食 炎の修学旅行』(10月24日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。同作にまつわるトークで会場を盛り上げた。

「ビジネスもやらなければ、作品はできません」と熱弁
俳優の市原隼人が3日、都内で行われた主演映画『おいしい給食 炎の修学旅行』(10月24日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。同作にまつわるトークで会場を盛り上げた。
実写『おいしい給食』シリーズは、1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。2019年にドラマがスタートし、現在までにドラマ3シリーズ、劇場版3本が公開されている。
今回の劇場版第4弾は、1990年初夏の函館が舞台。甘利田の前に、アレンジ給食の天才・粒来ケン(田澤泰粋)が立ちはだかり、青森・岩手におもむく2泊3日の修学旅行で騒動が巻き起こる。
いち早く登場した市原は、ボロボロの台本片手に、劇中のシーンを再現。恥ずかしげもなく、ハイテンションの演技を披露し、会場からは笑いが。市原が「うまそすぎるだろ、コノヤロ~!」と声を張り上げると、拍手が起きた。市原が本読みを終えると、「甘利田、最高!」などと歓声と拍手が巻き起こった。
あいさつを求められると市原は「台本持ってきちゃいました」とおちゃめに笑い、「本当にこの日を楽しみに楽しみに、本当に楽しみにしていたんです。今日、どんな気持ちで迎えていいか、分からなくなっちゃいました(笑)」とコメント。「2019年、約6年前、本当に小さいところから始まった。この作品を続けてさせていただけるのは、何度も言わせてください。ひとえにこの作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物でございます。本当にありがとうございます」と感謝した。
今作について「青森・岩手に行かせていただいた。夢のようでした。まさか、青森でわんこそばを食べられるなんて。給食のために学校に通っている先生が、給食以外のものにこんなに振り回されるなんて。もう、楽しくてたまりませんでした。本当に幸せ者です」と感無量の様子に。
会場では、「炎の全国キャラバン」と称して、全国で約80回におよぶ舞台あいさつに挑戦することが明らかに。会場からどよめきが起きる中、市原は「気持ちですね。前回は59回。今回、(まだ正確には)数えていないんですけど、現状で言えば80回。呼んでいただければ、どこまででも、時間の許すかぎり、うかがおうかなと思っています」と宣言。
さらに「これは完全に、作り手でもある我々にとっても夢なんです。ビジネスと夢が混沌とする世界で生きている。やっぱりビジネスもやらなければ、作品はできません。泥水に手を突っ込んででも、なんとしてでも夢をつかんでくるんだ、と常にそういう思いでいる。それでつかみ上げた作品が、この『おいしい給食』という作品なんです。夢なんです。だからもう、行かせていただけるだけ、いろんなところに行かせていただこうと。本当に、どこまででも、お客様本位でなければならない、と。本当にお客様のための、お客様のためだけの作品になりたいと心から思っているんです」と熱弁した。
同舞台あいさつには、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、いとうまい子、六平直政、小堺一機、綾部真弥監督も出席した。
