上川隆也、舞台『忠臣蔵』のオファーは「光栄」 3度目共演の藤原紀香を称賛「とんでもない女優さん」

俳優の上川隆也が29日、都内で行われた舞台『忠臣蔵』の製作発表に、藤原紀香、高橋克典とともに登壇。共演者の印象を語った。

製作発表に登壇した藤原紀香(左)と上川隆也【写真:ENCOUNT編集部】
製作発表に登壇した藤原紀香(左)と上川隆也【写真:ENCOUNT編集部】

藤原紀香からも「私こそ信頼しかない」の言葉

 俳優の上川隆也が29日、都内で行われた舞台『忠臣蔵』の製作発表に、藤原紀香、高橋克典と共に登壇。共演者の印象を語った。

『忠臣蔵』は、元禄時代に実際に起こった仇討ちを題材に歌舞伎などで取り上げて以来、何度もドラマ化や映画化、舞台化されてきた。今回は、主演の大石内蔵助役を上川、大石の妻・りく役を藤原、吉良上野介役を高橋が演じ、そして演出は堤幸彦氏が担当する。

 オファーを受けた時の心境を聞かれた上川は、「うれしかったです。誰しもが演じられるわけではないことを重々承知していたので、指名は光栄なものとして受け止めました」としみじみと話し、「あまり前のめりにならず、むしろ楽しみながらお芝居を作っていきたいということが、第1に思っていることです」と胸中を明かした。

 高橋は「大岡越前守忠相たる私になぜ吉良上野介の話が来たのか。何日も考えましたが、やらせていただくことに決めました」と告白。さらに、藤原に視線を向け「歌舞伎の中ではおもしろおかしく、ずいぶんとわしのことを曲げて書いてくれたもんじゃからのう」と口にし、「まあ、この普通芸能人が悪いわけじゃないんですけどね。すみません、一昨日は1流芸能人だったものですから」と、27日放送のABCテレビ・テレビ朝日系『芸能人格付けチェック』に絡めたコメントを披露し、笑いを誘った。

 共演者の印象を尋ねられる場面もあり、今回で3度目の共演となる藤原の印象について上川は「信頼しかない」とコメントし、「とんでもない女優さん。稽古の期間をへて舞台の上で見せていただけるのかなと、楽しみでしかないです」と口にした。これに対して藤原は、「私こそ信頼しかない。すばらしい統率力なので、このカンパニーでもすてきな座長としていらっしゃるのかなって」と信頼を寄せていた。

 報道陣からの質疑応答の時間では、若い人たちに同作をどのようにアピールしていきたいかが問われていた。現在、劇団☆新感線も『忠臣蔵』を題材にした舞台を立ち上げている。上川は「そういった機運といったものは実際にある」と言い、「古田新太さんは『「忠臣蔵」そのものを演じるわけじゃないが、物語を知っているとより楽しめる』とお答えになっていた。そういった方にはぜひこちらを見ていただいて、しっかり準備したうえで新感線にうかがっていただくと、どちらも楽しめる。そういう意味では年齢関係なく訴求できる作品かなと考えています」と答えていた。

 制作発表には、藤岡真威人、立石俊樹、岐洲匠、石川凌雅、近藤頌利、唐木俊輔、財木琢磨、松田賢二、徳重聡、珠城りょう、演出の堤氏も登壇した。

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