予想外のSNSバズでコンプレックスだった胸が武器に “グラビア界の超新星”17歳・虹咲カリナの素顔
「私の名付け親になってください。」――。2025年4月に芸名も決まっていない中、「週刊プレイボーイ」(集英社)で鮮烈なグラビアデビューを果たしたのが、愛知県のとある村に住む高校3年生の虹咲カリナだ。「誰にも負けない」と自負するポジティブさを武器にこれからの活動に意欲を見せる。取材中も底抜けに明るい笑顔で天真爛漫さを見せた17歳の素顔に迫った。

SNSでのスカウトDMは「狙い通り(笑)」
「私の名付け親になってください。」――。2025年4月に芸名も決まっていない中、「週刊プレイボーイ」(集英社)で鮮烈なグラビアデビューを果たしたのが、愛知県のとある村に住む高校3年生の虹咲カリナだ。「誰にも負けない」と自負するポジティブさを武器にこれからの活動に意欲を見せる。取材中も底抜けに明るい笑顔で天真爛漫さを見せた17歳の素顔に迫った。(取材・文=中村彰洋)
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デビューはいきなりの巻頭表紙だった。4月21日に発売された「週プレ」で初登場にして初表紙、しかも芸名は未定。読者から名前を募集するという異例の形で、虹咲は彗星のごとくグラビア界に登場した。
デビューのきっかけはSNSのDMで届いた大手出版社からのスカウトメッセージ。中学生時代からSNSでボディーラインを強調した動画などの投稿を続けていたが、スタートは5歳離れた兄が虹咲には秘密で始めたものだった。「私に内緒で私のふりをして投稿していたんです」と当時を振り返る。
のちに虹咲もそのアカウントの存在に気付くこととなるが、幼少期から目立ちたがりだった虹咲にとって自分の姿が知らぬ間にバズっていることは願ってもない状況だった。
「もっと早く言ってくれたら、ノリノリで協力するのに! って感じでした。そこからお兄ちゃんと協力しながら、TikTokアカウントに力を入れて、中3の頃にはフォロワーが25万人ぐらいまで伸びました。でも、高校に入学するタイミングでそのアカウントは消してしまったんです。
でも、いざ高校に入学したら、私のことをSNSで見て知っている人たちから声を掛けられたりもして、ちょっと気分が良くなっちゃって(笑)。それでもう1回新しいアカウントを作りました。当時はインフルエンサーさんから女優さんになる方もいらっしゃったので、『私もワンチャンいけるんじゃないか?』なみたいな軽い感じで再開しました。そしたら『週プレ』さんに声を掛けていただけて、水着への抵抗もまったくなかったので、もう流れのままにって感じでした。狙い通りだったかもしれません(笑)」

父方の祖母がブラジル人と南米の血が流れる虹咲。それもあってか周囲よりも発育が早く、幼少期から胸のサイズについてはコンプレックスを感じていたという。
「小学4年生の頃から私は普通の下着を着けていて、『私は周りと違うんだ』と気にしていました。中学生の時に体操服を着ると、どうしても胸が強調されてしまって、それがめちゃめちゃコンプレックスでした。でも、SNSでバズったり、女性からポジティブなコメントも頂くようになって、『これを武器に変えられる』と考えられるようになって、性格が変わりました。今思えば、なんでもっと自信満々になれなかったのかなってちょっとだけ後悔しています(笑)」
SNSの投稿も当初はスタイルなどは意識していなかったというが、思わぬバズりから“狙い”を定めるようになったという。
「最初にバズった投稿は、本当に普通のTシャツを着ていたものでした。でも、私が着ると、胸が強調されてしまって、それがバズったきっかけでした。その頃からスタイルを意識するようになりました。今はそれが楽しくなっちゃって、ちょっと布面積が減っています(笑)」
そういった経緯もあり、「週プレ」での水着姿には全く抵抗はなかったと明かす。一方で、両親は娘のグラビアデビューに当初は警戒していたという。しかし、虹咲が楽しそうにする姿に、今では応援してくれるようになった。「特にお母さんは、私が胸をコンプレックスに思っていたことを知っているので、それを武器にしている姿を見て、とても喜んでくれています」。

6月には大手事務所・ホリプロへの所属が決まった。高校卒業後は上京し、芸能活動に本腰を入れるつもりだ。グラビアはもちろん、演技への興味も口にする。
「演技レッスンに通うようになって、いろんな人に出会って、刺激をもらって、楽しさを知ることができました。小さい頃から恋愛ドラマを見て育ってきたので、いつか私も出てみたいです。歌うことも好きなので、アイドルさんにも興味があります。今はいろんなことに挑戦していきたいです」
10月1日から30夜連続で配信されるショートドラマ『推しアイス戦争~アイス部、爆誕!』(YouTubeなど各種SNSで配信/
https://www.nippon-access.co.jp/news/detail/id=1686
)では、初の演技にも挑戦した。
「自分がカメラに撮られながら演技をしているのは、なんだか変な感じがします。想像していた何倍よりも大変で、いろんなアドバイスもいただきました。楽しかったですが、セリフもなかなか覚えられないので焦っちゃいました」
愛知県の村に住む虹咲にとって、まだまだ東京は未知の世界。「1人で新幹線に乗って仕事場まで向かいますが、いつも迷子です。乗り換えが難しくて、きょうも優しそうなお姉さんに助けてもらいました」と笑う。
“グラビア界の超新星”や“大型新人”などと称されることも多いが、「うそやろ、盛りすぎでしょって思っちゃいます」と素直な思いも口にする。
武器は「誰にも負けないポジティブさ」だ。「悩んでいてもアイスを食べて、寝たら回復するんです」とあっけらかんと答える。取材中も絶えない笑顔が虹咲の性格を物語っていた。
芸名も決まっていない本当の「ゼロ」から走り出した17歳。まだまだ可能性は無限大だ。虹のように多彩な色で輝く姿をこれから見せつけてくれることだろう――。
□虹咲カリナ(にじさき・かりな)2008年1月17日、愛知県出身。2025年4月21日「週刊プレイボーイ」でデビュー。特技はブラジリアン柔術。小学1年生から3年生まではカポエラを習っていた。憧れの人は石原さとみとアリアナ・グランデ。
