大沢たかお「今回ついに0歩」 『沈黙の艦隊』最新作での歩数に自虐も「僕は海江田のままでいい」
俳優の大沢たかおが26日、都内で行われた主演映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の初日舞台あいさつに登壇した。同最新作に関するトークを展開し、会場を盛り上げた。

江口洋介は「海江田は僕にはできない」とコメント
俳優の大沢たかおが26日、都内で行われた主演映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の初日舞台あいさつに登壇した。同最新作に関するトークを展開し、会場を盛り上げた。
この日、再び本シリーズに出演するなら、自身のキャラクター以外で誰を演じたいかという話題が浮上。江口洋介は「(大沢演じる)海江田は、僕にはできないですね」ときっぱり。「閉鎖された世界の中で、微動だにせず、せりふを言うのは、大沢君の日頃のスクワットが効いているのかな(笑)」と述べた。
大沢は「海江田を演じていて、大変な部分はいっぱいあるんですけど、今回見て分かるとおり、0(ゼロ)歩しか歩いていない」と自虐。江口が「この前は7歩だよね?」と聞くと、大沢は「7歩」とうなずいて「7歩歩かせていただいた。今回ついに0歩になった」と笑った。
江口は「いや~、それがどれだけ大変か。あれは全てが見えているように、指揮者のように指示を出す。あれは、なかなか大沢君ならではの戦闘シーンであり、想像力」とうなり、「僕にはできない」と繰り返した。
大沢は、他に演じたい役を問われて「他の人たちも主役で、その人たちの成長物語であったりする。なので、僕はただ軸でいるだけ。他の演じている皆さんはすごく大変。葛藤して、感情を出して、何かを乗り越えていく、まるで主役たちが揃っているような作品。申し訳ないですけど、僕は海江田のままでいいです」と言い、会場の笑いを誘った。
大沢はまた、同作について「我々の最大の力を出したエンターテインメント映画。ただ同時に、もう一つ、日本の、見ていただいている皆さんの明日とか未来がよりよくなるためにどうすればいいか少し考えるきっかけになるような物語でもある」と熱弁。「皆さんに、より素敵な未来が訪れることを願って作ってました。今日劇場を出ても、またすてきな日々が訪れることを僕ら一同願っています」とメッセージを送った。
同舞台あいさつには、上戸彩、津田健次郎、中村蒼、渡邊圭祐、笹野高史、吉野耕平監督も出席。主題歌を担当したAdoより、公開を祝うボイスコメントが届いた。
同作は、累計発行部数3200万部超を記録するかわぐちかいじ氏の漫画『沈黙の艦隊』を原作とし、2023年の同名実写映画、2024年のドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1~東京湾大海戦~』の続編。原作随一のバトルシーン・北極海大海戦や、連載当時に社会現象となったやまと選挙などが描かれる。大沢が主演およびプロデュースを担当する。
