ミスコン受賞した明大生、夢は野菜の美味しさ伝えるアナウンサー 出場きっかけに“先輩”の存在
これまで多くのアナウンサー、モデル、タレントを輩出してきた、日本一の大学新入生を決めるミス・コンテスト「FRESH CAMPUS CONTEST」(通称:フレキャン)。「FRESH CAMPUS CONTEST 2024」SHOWROOMファイナル審査にて優秀な成績を収め、「ENCOUNT掲載権」を獲得したファイナリストにインタビューを実施した。今回ピックアップする井田礼香さんは、野菜ソムリエやフードマイスターの資格を持つ、明治大政治経済学部の2年生。大学生活は充実しており、勉強に励む一方で、サークルはアナウンス研究会に所属し、伝える技術を磨いている。将来はメディアを通して食について伝える仕事に就きたいという。夢に向かってまい進する20歳の今を直撃した。

「FRESH CAMPUS CONTEST 2024」審査員特別賞を受賞した明治大政治経済学部の井田礼香さん
これまで多くのアナウンサー、モデル、タレントを輩出してきた、日本一の大学新入生を決めるミス・コンテスト「FRESH CAMPUS CONTEST」(通称:フレキャン)。「FRESH CAMPUS CONTEST 2024」SHOWROOMファイナル審査にて優秀な成績を収め、「ENCOUNT掲載権」を獲得したファイナリストにインタビューを実施した。今回ピックアップする井田礼香さんは、野菜ソムリエやフードマイスターの資格を持つ、明治大政治経済学部の2年生。大学生活は充実しており、勉強に励む一方で、サークルはアナウンス研究会に所属し、伝える技術を磨いている。将来はメディアを通して食について伝える仕事に就きたいという。夢に向かってまい進する20歳の今を直撃した。(取材・文=福嶋剛)
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――大学ではどんなことを学んでいますか。
「今は明治大学の2年生で政治経済学部政治学科で政治を学び、一次産業についても勉強しています」
――政治について学ぼうと思ったきっかけは。
「高校生の時から野菜が大好きで野菜ソムリエという資格を取りました。その資格の講義を受ける中で産地リレー(野菜などの農産物の旬の食材が場所によって異なることを利用し、時期をずらして複数の産地から集荷することで、通年で安定的に供給する仕組み)についてなどを学んでいくうちに一次産業について興味を持ちました。その中の課題の一つが後継者不足なんですが、実は農家の方がいろんな理由から今は自分の子どもたちに継がせたくないという方が少なくないことを知りました。日本の農業が危機を迎えている今だからこそ、私が何かの形で一次産業の復興に携われないかなと思い、まずは政治の勉強をして学ぶことにしました」
――野菜ソムリエはどのようなきっかけで取得されましたか。
「私はコロナ禍で中学3年の修学旅行にも行けず、おうち時間を過ごしていた世代です。私はおばあちゃん子で、一緒にコロッケや炊き込みご飯を作ったりして、お家で料理のお手伝いをしていました。そのうち自分でも作り始めて、コロナ禍で不安な時期だったこともあり、健康で長生きできる料理を作りたいなと思いました。それで野菜や果物の知識を深めるために野菜ソムリエの資格に挑戦しました。他にはアスリートフードマイスターという資格も持っています」
――将来は料理番組に携わりたいそうですね。
「テレビやいろんなメディアを通して、野菜の魅力や価値を発信する食のスペシャリストになりたいと思っています」
――フレキャンにエントリーしたのはそんな理由からですか。
「私は中高一貫の出身で、そこの先輩に有賀怜香さんという『FRESH CAMPUS CONTEST 2021』でグランプリを獲得し、『ABEMA NEWS』なども担当された方がいました。私にとっては憧れの人で、一度ご飯に連れて行っていただいたこともあるのですが、もともと引っ込み思案の私ですが、有賀さんのようになりたいと思い、フレキャンを受けてみようかなと考えるようになりました。また所属しているアナウンス研究会の先輩に同じく前年度の『FRESH CAMPUS CONTEST 2023』グランプリの辻村麻琴さんがいて、『チャレンジした方がいいよ』って背中を押していただいたことで思い切って挑戦しようと決めました」
――フレキャンに挑戦してみていかがでしたか。
「昔から人前に出るのが本当に苦手なタイプで、高校時代までSNSも全くやっていませんでした。始めた頃は『自分から黒歴史を作ってどうするの?』『自分のことを応援してくれる人なんているのかな?』とネガティブ思考でしたが、視聴者の方から『ゆっくり慣れたらいいんだよ』と優しい言葉をかけていただいたことで安心しました。それでコメントをくださった方全員に時間を掛けて一つひとつにお礼のメッセージを送るようにしました。そうするとSHOWROOMのイベントで1位を獲らせていただくことができて自信を持てるようになりました」

美味しい野菜の調理方法を教えます
――配信では得意な野菜についてもお話をされたとか。
「そうなんです。ファンのみなさんの嫌いな野菜を聞いて、おいしく食べられる調理方法を紹介しました。例えば茄子の食感が苦手な人には『すごく薄く切ってごま油かオリーブオイルで裏側までしっかり焼いて、お塩をつけて食べてみてください。茄子特有のぐちゃっとした食感じゃなくて甘くて食べやすくなりますよ』ってアドバイスをしたり、野菜のおいしい食べ方をお伝えしました」
――その成果もありフレキャンでは審査員特別賞を受賞しました。
「そもそもファイナリストになるとは思ってもいなかったので特別賞の特別という名前を見て『誰かの特別になれたのかな』ってすごくうれしかったです」
――夢は食の資格を生かしてメディアで活躍することだそうですが、それに一歩近付きましたね。
「アナウンサーやレポーターに興味があるので、なれたらいいなって思っています。他にもお料理や食材の写真を送っていただいたら、その人にとって必要な食べ物や食材、レシピをアドバイスできるので、そんなこともアドバイスできる人にもなりたいです。また、今学んでいることを生かして野菜やお肉、お魚といった農業や漁業など一次産業についてもしっかりコメントができるようになりたいです」
――日本ではお米や野菜の高騰が続いていますね。
「ある農家さんにお聞きしたのですが、日本の野菜は安過ぎるそうです。もしかしたら何年か後には海外で高値で取り引きされて、日本人が日本の野菜を食べられなくなる日が来たら悲しいなって思いました。日本の野菜ってすごくおいしいので、もっと日本の野菜のおいしさに気付いてもらえるように、何かお手伝いができればと思っています」
――今年は暑い毎日が続きましたが、そんな時にお勧めの野菜はありますか。
「私は豆苗をお勧めします。自家製のゴマドレッシングをかけて食べたらとってもおいしいですよ。ドレッシングはマヨネーズ大さじ1にお酢と砂糖を少々、そして、すりごまを混ぜたものです。豆苗のほか半熟卵や茹でた鶏むね肉も一緒にしたら、暑さを吹き飛ばすおいしいサラダが完成するので、ドレッシングも合わせて、よかったら試してみてください」
□井田礼香(いだ・れいか) 2005年8月26日、東京都生まれ。明治大政治経済学部政治学科の2年生。2024年12月、1年生の時に「FRESH CAMPUS CONTEST 2024」で審査員特別賞を受賞。現在、インフルエンサー、撮影モデルとして活動中。野菜ソムリエ、アスリートフードマイスターの資格を持ち、将来はテレビほかメディアで料理番組など食に携わることが目標。趣味はカフェ巡り。特技は早起きと朝ごはんづくり。
