中島裕翔、グループ脱退後初のドラマ主演 “冤罪救済”の再審請求に挑む弁護士役「とても考えさせられます」
元Hey! Say! JUMPのメンバーで俳優の中島裕翔が2026年1月に放送・配信するWOWOWの「連続ドラマW シリウスの反証」で主演を務めることが27日、発表された。中島にとっては、本作がグループ脱退後初のドラマ主演、WOWOWオリジナルドラマ初主演となる。

WOWOWオリジナルドラマ初主演
元Hey! Say! JUMPのメンバーで俳優の中島裕翔が2026年1月に放送・配信するWOWOWの「連続ドラマW シリウスの反証」で主演を務めることが27日、発表された。中島にとっては、本作がグループ脱退後初のドラマ主演、WOWOWオリジナルドラマ初主演となる。
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冤罪の救済に挑む弁護士たちの戦いを描く社会派ミステリー。中島が演じるのは弁護士の藤嶋翔太。冤罪被害者の救済活動に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属し、25年前に岐阜県郡上八幡で起きた一家惨殺事件の犯人とされた死刑囚を救うため、難攻不落の再審請求に挑む。過去のトラウマと葛藤を抱えながらも、事件の真相を手繰り寄せ、司法の厚い壁を乗り越えようともがく難役だ。
原作は、重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ社会派ミステリー作品を数多く手掛ける作家・大門剛明氏の同名小説。監督は映画『Winny』で実際に起きた事件をリアルかつ繊細に描き上げ、感動と話題を呼んだ気鋭・松本優作氏が務める。
有罪が確定した刑事裁判をやり直す「再審制度」。しかし再審制度は70年以上一度も改正されておらず、かねてから手続きの長期化やルールの不備など、多くの問題点が指摘されている。昨年から今年にかけて「袴田事件」や「福井女子中学生殺人事件」などで再審無罪判決が相次いでおり、今まさに注目を集めているこの問題に、連続ドラマWが斬り込む。
また、本作で登場する「チーム・ゼロ」は、実在する非営利団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」がモデルとなっている。弁護士や専門家によって構成され、刑事事件における冤罪を晴らすために人的・学術的な支援を無償で行う民間の活動で、その取り組みに期待と注目が寄せられている。25年前、風光明媚な岐阜県郡上八幡の地で、日本三大盆踊りの一つである“郡上おどり”の夜に起きた一家惨殺事件の驚くべき真相とは。果たして藤嶋たちは冤罪救済のために司法の壁を乗り越えられるのか。
以下、中島のコメント
「冤罪救済というどこか他人事のようで踏み込みづらいテーマにも思われますが、だからこそ目を向けるべきであり、救済活動や再審請求の難しさ、被害者の苦悩、バイアスによる偏った捜査など、リアルさを纏ったストーリーにとても考えさせられます。まさにWOWOWだからこそできる重厚で硬派な作品だと思います。WOWOWで初主演を務めさせていただきますのでとても緊張していますが…重いテーマを扱う作品だからこそ、撮影以外ではキャスト・スタッフの皆さんが明るくいてくださるのでとても助けられています! 私が演じる藤嶋も弁護士でありながら、自分に起きた過去の出来事によっていつの間にかバイアスが生じてしまい、事件の見方に偏りが出てしまうというアンビバレントで複雑な気持ちに揺らぐ人物です。そんな彼が不可能ともいえる再審請求に挑み、様々な壁に直面しながら事件の真相を追い求める姿を楽しみにしていただけたらと思います」
なお、中島は今年8月28日付でHey! Say! JUMPを卒業。発表と同日に卒業となり、公式サイトには本人とグループからのメッセージが掲載されたが、突然の卒業にファンからは「受け止められない」などの声が上がっていた。
