元子役でJRA現役騎手の菅原隆一が、10月12日スタートのTBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』（日曜午後9時）に出演することが26日、発表された。併せて、騎手の武豊のほか、丸田恭介、今村聖奈の出演することも解禁された。

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　本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の小説『ザ・ロイヤルファミリー』（新潮文庫刊）が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーとなっている。大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治を妻夫木が演じるほか、佐藤浩市、目黒蓮（Snow Man）、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠などの出演が決定している。

　このたび、競馬界のレジェンド騎手・武豊が第1話のスペシャルゲストとして本人役で出演するほか、丸田、菅原、今村が第1話に出演することが明らかになった。

　丸田は2007年デビュー、現在19年目の現役騎手。22年に高松宮記念（GI）を制し、デビューから16年目にして悲願のGI初勝利を挙げた。撮影後に丸田は「私たちジョッキーは馬に助けられて仕事をしているので、このドラマを1人でも多くの方に見ていただき、楽しんでいただけたらなと思います」と語った。

　また、菅原は幼少時に子役として数多くのドラマ・映画に出演。映画『釣りバカ日誌』では西田敏行さん演じるハマちゃんの息子・鯉太郎役を演じた経験も持ち、TBS系ドラマにも出演した過去も。元騎手である父の影響を受け、役者から騎手に転身した。騎手歴16年目でJRAでは初めての子役出身の騎手でもある。撮影後、菅原は「ドラマの題材として競馬のことを取り上げていただけることがとても幸せだと思っていますので、ぜひ皆さん見てください」と呼びかけた。

　そして、今村は騎手デビューした22年にJRA51勝という成績を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手賞を受賞。今年、中央・地方通算100勝を達成した騎手歴4年目の若手女性騎手だ。撮影後、今村は「初めてのドラマ出演でしたが、本当に一つひとつていねいに、すみずみまで皆さんが協力して撮影をされているんだなと思いました。すばらしい作品ができることを非常に楽しみにしています」と語った。