TV各局から“出禁”された過去 「バカにした顔」で苦情殺到、スタッフの言葉に西川のりお激怒「忘れもせえへんぞ」
お笑いコンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが25日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。暴れ回ってテレビ局を出入り禁止になった若手時代を振り返った。

ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』で明かす
お笑いコンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが25日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。暴れ回ってテレビ局を出入り禁止になった若手時代を振り返った。
のりおが、メッセンジャー・黒田有の自慢話が嫌いと明かすと、パーソナリティーのますだおかだ・増田英彦か「同じタイプじゃないんですか?」とコメント。のりおは「違う!」と即否定し、「黒田はあいつはしくじったのいっぺん、大きなのしてるでしょう? 社会的なもんね。僕はしくじってるけど、放送局出入り禁止ぐらいなんですよ」と差を強調した。
のりおは「忘れもしないのが、関西テレビで昼の番組に出たんですよ。まだ若いころですけど。(海原)千里・万里が人気絶頂のとき」と姉妹漫才の海原千里として活動していたときの上沼恵美子との共演でやらかしたという。相方と平均台を運ぶだけの役割で、台本に名前も載っていないことを周囲からいじられたのりおは「僕のマグマがメラメラメラッとして」と振り返った。
当時、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』が「ア~ッ、チャ~」などの掛け声とともに流行する中の、日曜正午からの生放送だったという。「僕の(用意した)平均台を千里・万里、上沼恵美子さんが渡るわけよ。『オレ、何しに来たんやろう』思いながら、『アチョ~』って(出て行って)最初、上沼恵美子さんの横っ腹、バーンって蹴って、(姉の)万里の肩にチョップ(を)バーンってかまして。『ざまあ見やがれ、ワ~』言うて降りて来たら、プロデューサーから『君はもう関西テレビ、二度と禁止だよ! 出入りなしだよ! 出入りなしだ!』言うて」と当然のごとく“絶縁宣言”されたとした。
50年以上前で現在では考えられない行為だけに笑いも起きる中、のりおは吉本興業内でも大騒動になったといい「『お前、何であんなことやってん?』って。『ちょっと近所の人が“見てる、見てる”言うてたけど、あれでは顔が映れへんので』『お前はアホか!』言うて」とやりとりを回想。「ホンマ、マジで関西テレビ、全く仕事なかったよ、オレ」と打ち明けた。増田が「ええ? しばらく?」と驚くと、のりおは「なかったんや。何年間もなかったよ、オレ」と口にした。
読売テレビのお笑い番組の前説を担当した際、「テレビの本編にも出たい」と考え、緞帳(どんちょう)が上がって吉本新喜劇が始まっても漫才を続け、撮影ストップがかかり、「君たち、二度と来るな!」と言い渡されたという。「(また)出入り禁止。いっぱいあるよ、オレは。気持ちいいぐらいあるで」と言い放った。
占い師が出演していたMBSのレギュラー番組では故・上岡龍太郎さんと占いについて盛り上がったことが裏目に出たという。「(上岡さんが)『君、信じるか?』言うて、『僕、信じません。人の人生、何でわかんねん』言うてたとき、僕の冷めきった顔がバンバン抜かれて」と説明。放送後に「バカにした顔」などと苦情電話が多数入り、その週限りで降板させられたとした。「(番組幹部から)『何で昼の奥さん方も見てる番組で不愉快な顔するんだ! 君の顔は元々不愉快なんだ!』って。誰がや! 忘れもせえへんぞ」と思い返して激怒。笑いが起きる中、ABCでもあったと明かした。
