みなみかわ、アフリカロケで恐怖体験 命の危機も一番の恐怖は「VTRが大スベリ」

お笑い芸人のみなみかわが25日、都内で行われた映画『ラスト・ブレス』(9月26日公開)の公開直前トークイベントに、映画紹介人でお笑いタレントのジャガモンド斉藤と共に出席。命の危機を感じたエピソードを明かした。

トークイベントに出席したみなみかわ【写真:ENCOUNT編集部】
トークイベントに出席したみなみかわ【写真:ENCOUNT編集部】

息止めに“悩み”「面白い顔のことを考えた瞬間に酸素が減る」

 お笑い芸人のみなみかわが25日、都内で行われた映画『ラスト・ブレス』(9月26日公開)の公開直前トークイベントに、映画紹介人でお笑いタレントのジャガモンド斉藤と共に出席。命の危機を感じたエピソードを明かした。

 本作は、水深91メートル、酸素残量はわずか10分という絶体絶命の悪夢というべきシチュエーションに1人取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。2012年に起こった潜水事故の信じがたい実話を、『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせる圧倒的な没入感と壮大なスケールで描き出している。

 危険なロケやドッキリなど“地球上でもっとも危険な仕事(?)”を乗り越えてきたギリギリ芸人で、キュートなボウズ頭が主演のウディ・ハレルソンとお揃いという理由で、同イベントに呼ばれたみなみかわは「ありがたいですよね。こちらのお仕事に比べて安全ですし……まあ、死にかけたことは何回かありますけど」と喜び、ウディ・ハレルソンに似ているという点については「ハゲてるだけでしょ。コンプライアンスを駆使したハゲいじりやん」と突っ込んで会場の笑いを誘った。

 また、本作の内容にちなみ、フジテレビ系『千鳥の鬼レンチャン』で息止め企画に挑戦したことが話題に上ると「普通の息止めは洗面器にこう(顔をつける)ですけど、(番組では)筒を被って水を入れるんですよ。めっちゃ怖くて、一緒にやっていた森脇健児さんが15秒くらいでパニックになったんです」と打ち明け、顔に水圧がかかったり、視界も真っ暗になって怖さが増すなか、勝負をしている隣の芸人の状況も分からないそうで「芸人のいやらしい感情で、ちょっと面白い顔とかしたほうがいいのかなって。でも面白い顔のことを考えた瞬間に酸素が減るんですよ(笑)。脳を使うと酸素が減るんですよ。だから思考を停止しないと酸素が長続きしないんです」と経験したからこそのエピソードを告白。収録と比べ、生放送は緊張で酸素の減りが体感1.5倍早いことも明かした。

 さらに、最も命の危機を感じた仕事を聞かれると、アフリカのマリに住んでいる部族が年に1回行う、乾季で小さくなった湖からナマズのような大きな魚を捕まえるという祭りに参加したことを挙げ、「全然祭りが始まらなくて、村長みたいな人が何かを言っていて、通訳の人が『うそだ……』って言うんですよ。そうしたら屈強な部族の人が4人くらい湖に入って何かを探してるんですよ。そうしたら1人がワニを素手で上げたの」と説明し、まだ湖に3匹のワニがいる状況で祭りが始まってしまったそうで「わーって(湖の中に)行ったら、斉藤くんくらいの距離で現地の人がワニを素手で捕まえて連れて行って……」と恐怖体験を明かした。

 加えて、帰りも空港まで車で2時間ほどかかったそうで「ビン・ラーディンが殺されたときで、日本人はすぐ拉致されるということで、現場の軍隊と山賊を雇って2日間かけてランドクルーザーで帰ったんです」と苦労を明かしたが、「でも、そのロケのV(映像)が大スベリしたんですよ。それが1番怖かったです。番組が終わったんです」と苦笑した。

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