『ドラえもん』に新エンディング リニューアルから20年で初…Tani Yuukiの新曲『もしものがたり』起用

テレビ朝日系アニメ『ドラえもん』(土曜午後5時)が、10月4日から新エンディングがスタートすることを25日に発表した。2005年のリニューアル後、初の新規エンディングとなる。

『ドラえもん』の新規エンディングを担当するTani Yuuki【写真:(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK】
『ドラえもん』の新規エンディングを担当するTani Yuuki【写真:(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK】

10月4日から放送開始

 テレビ朝日系アニメ『ドラえもん』(土曜午後5時)が、10月4日から新エンディングがスタートすることを25日に発表した。2005年のリニューアル後、初の新規エンディングとなる。

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 1979年のテレビシリーズ放送開始から、45年以上にわたって子ども向けアニメの“トップランナー”として走り続けてきた『ドラえもん』。今年3月に公開された『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は、興行収入45億円突破の大ヒットを記録し、最新作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』の公開(2026年公開)も発表されている。

 そのなかで、2005年のリニューアル後、初となる新規エンディングが決定し、10月4日からの放送開始が発表された。

 新エンディングの楽曲は、若い世代から支持を集める気鋭のシンガー・ソングライターのTani Yuukiが書き下ろした新曲『もしものがたり』。「子どもたちの夢だけではなく、大人たちの背中もそっと押す曲になってほしい」という思いを込めてしたためた歌詞を、ポップで弾むようなメロディーラインにのせた軽快な一曲となっている。

 もともと『ドラえもん』の大ファンだというTani Yuukiは、今回のオファーに「子どものころからずっと見てきた『ドラえもん』の世界に入ることができて、すごくうれしかったです」と大感激。「『もしものがたり』は、僕の中の『ドラえもん』を精一杯詰め込んだ曲で、子どものころから僕の中にあった『ドラえもん』の世界観を僕なりに表現したいと思い、制作しました。OKをいただいた時は、心の底から込み上げるようなうれしさを感じました」と、『ドラえもん』への思いの丈を語った。

 Tani Yuukiはできたてホヤホヤのエンディング映像を見て、楽曲に乗って動くドラえもんの姿に感動し、「僕の曲に合わせてドラえもんたちが歩いてる…!」「めちゃくちゃいい…!」と思わず拍手。「自分の作った楽曲に、ドラえもんたちがノッてくれるなんて、本当に幸せです」と絶賛した。

ほしいひみつ道具は“もしもボックス”

○Tani Yuuki コメント

――『もしものがたり』とともに流れる新エンディング映像を見た感想を教えてください

「初めて見たときは自分の楽曲に合わせてドラえもんが歩いていることが嬉しくて、『めちゃくちゃいい…!』と思いました。自分の作った楽曲に、ドラえもんたちがノッてくれるなんて、本当に幸せです。素敵な振り付けが入っていたり、漫画のコマのような表現が入っていたり、いろいろな場面を盛り込んでくださって素晴らしいエンディングに仕上げていただきました。感謝です」

――エンディングのオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

「子どものころからずっと見てきた『ドラえもん』の世界に入ることができて、すごくうれしかったです。『もしものがたり』は、僕の中の『ドラえもん』を精一杯詰め込んだ曲で、子供のころから僕の中にあった『ドラえもん』の世界観を、僕なりに表現したいと思い、制作しました。なので、あまり悩むことなく、一気に作り上げることができたのですが、完成した時には心の底から込み上げるようなうれしさを感じました」

――どのような思いをこめて楽曲を作られたのでしょうか?

「普段、生活していて、時には壁にぶつかったり、つまずいたりすることもあると思います。その中で、自分の気の持ちようや考え方次第で世界は広がったり、もっと輝いて見えたりするよ、ということが伝わったらいいなと思って作りました。小さなもの、大きなものにかかわらず、夢を抱いてくれたらいいな、という僕の願いがこもった曲です」

――楽曲の中でも特にお気に入りのフレーズは?

「冒頭に『きっと誰でも一度(Wa) 今までに少し(Cry)』というフレーズがあるのですが、そこはメインのボーカルのほかにかけ声が入っていて、みんなで歌って楽しむことができるので、一緒に歌ってもらえたらうれしいです」

――ほしいひみつ道具があったら教えてください。

「“もしもボックス”がすごく好きで、“こんな世界だったらいいな”という願望を一度かなえてみたいです。あとは“タイムマシン”や“タイムふろしき”など、時間を操ることができる道具はロマンがあっていいなと思いますね。ほかにも、“名刀電光丸”や“空気砲”、“ころばし屋”が好きです。ピンチのときにこの道具たちが出てきてくれると安心感があります。アーティストとしては、“コエカタマリン”もいいですね。ライブで歌声が形になって出てきたら面白いんじゃないかな(笑)」

――『ドラえもん』の中で好きなエピソードを教えてください。

「『あの名作をもう一度…おばあちゃんの思い出』(2006年放送)というお話がすごく印象に残っています。僕、すごいおばあちゃん子だったんですよ。子どものころ、このお話を見た時タイムリーにおばあちゃんにひどいことを言ってしまったあとだったので、すぐに謝ろう、そしてもう絶対言わないようにしようと誓ったことを覚えています。大人になって改めてその回を見てみたら…やはり泣けてしまいました」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。

「僕が担当するテレビアニメ『ドラえもん』のエンディング『もしものがたり』は10月から放送です。子どもたちの夢だけではなく、大人たちの背中もそっと押す曲になってくれることを願っています。心を込めて作ったので、ぜひ聞いてください」

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