お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー！が23日、火曜レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす！』（月～木曜午後11時30分）に出演。NHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（日曜午後8時）にのちに天才絵師・葛飾北斎となる勝川春朗（かつかわ・しゅんろう）役で出演することを祝福された。

　みなみかわが、リスナーからの「大河ドラマ『べらぼう』ご出演おめでとうございます！」というメッセージを読み上げると、くっきー！は「ありがとうございます」と返した。撮影秘話を聞きたいというリスナーにみなみかわ、AKB48・小栗有以ら共演陣が同調すると、49歳のくっきー！は「20代の役やねん。ヤバない？　だから、眉毛もしっかり塗られたわ。くりっくりした眉毛」と説明。小栗が「20代？」と驚く中、くっきー！は「チャーリー浜のヒゲないバージョンぐらいの顔やった」と明かして笑わせた。

　くっきー！は「『大河出るって、やっぱすごいねんな』って思ったんが、この間（イタリアンスクーター）ベスパでビューッて走ってたら、背中曲がり切ったババアが来て『おめでとう』って言われた」と反響を告白。みなみかわから「おばあちゃんのこと『ババア』って言わないでください。大河出演（俳優）が」とたしなめられた。

　ハリウッドザコシショウが「セリフとかあったん？」と聞くと、くっきー！は「『あったん？』ってなんやねん」と反応。ザコシショウが「めちゃめちゃあるん？」と確認すると、「誰がセリフないヤツがいますのん」と返した。ザコシショウから「いつもテキトーな感じでやってるやん」と指摘されると、くっきー！は「（いつもは）擬音語『アラ～』とか『ウ～』とかそんなんが多いですよ。NHKですよ？　そんなんでした」と笑いながらボケた。

　みなみかわが「なんで許されるんですか？　そんなことが。例外が」と尋ねると、くっきー！は「どう言うてええかわからんけど、葛飾北斎って『家が汚れたから引っ越す』とか言うて、生涯、何十回と引っ越してて。ホンマにえげつないぐらい。名前も北斎になるまでめちゃめちゃ変わってるんですよ。だから（演じるのは）勝川春朗っていう時代なんですけど、一番最終の名前が『画廊狂人卍』ですよ」と話した。

　みなみかわが「（北斎は）すごいんですよ。言うたらクレイジーな人なんですよね」と言うと、くっきー！は「めちゃめちゃクレイジーな人」と肯定。ザコシショウが「うってつけの役や」と口にすると、くっきー！は「ホンマ、うってつけよ。役作りなんかしないタイプですけど、『こうしてください』言われても、楽にできたというか」と振り返った。

　くっきー！は主演の横浜流星との絡みもあるとし、「流ちゃん」と呼んでいると発言。みなみかわは「ええ？　『国宝』のですか？」と話した後、「すごい人とラジオやらしていただいてるんだなって僕は改めて（思います）」と言うと、くっきー！は「委縮はせんで」と呼びかけ。みなみかわが「委縮はしてないです」と返答すると、「逆に委縮して」と要請して笑わせた。また、くっきー！は髪の毛を伸ばしているのも「大河のため」とし、ちょんまげのカツラの周囲に地毛を利用するからとした。