超とき宣、結成10周年で成長実感 『超最強』ヒットに手応え「今年が勝負の年だねって話をしていた」
辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひよりの6人組アイドルグループ・超ときめき▲宣伝部(▲はハートマーク、通称:超とき宣)が23日、神奈川・横浜アリーナで全国ツアー『超ときめき▲宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 ~10th Anniversary~』の神奈川公演を開催、ファン1万1000人を動員した。公演前にはメンバーが囲み取材に応じ、ツアーの裏話や今後への抱負を明かした。

11月にレジェンド・五木ひろしと共演「楽しみ」
辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひよりの6人組アイドルグループ・超ときめき▲宣伝部(▲はハートマーク、通称:超とき宣)が23日、神奈川・横浜アリーナで全国ツアー『超ときめき▲宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 ~10th Anniversary~』の神奈川公演を開催、ファン1万1000人を動員した。公演前にはメンバーが囲み取材に応じ、ツアーの裏話や今後への抱負を明かした。(取材・文=大宮高史)
超とき宣は今年の4月11日で結成10周年を迎え、『超最強』がTikTokを起点にヒットし、TikTokでの総再生回数は23億回を超えた。7月12日に和歌山で始まったツアーは、この横浜アリーナ公演を含めてこれまで10会場で開催。
囲み取材で部長(リーダー)の辻野は「緊張していた10年前より、宣伝部員さん(超とき宣のファンネーム)を見て、楽しんでライブができるようになりました。昔は緊張や、やらなきゃいけないことで頭がいっぱいでした」と、ファンへの感謝と自身の成長を振り返り、坂井も「曲によってアレンジしたり、歌を楽しんで歌えるようになりました。いつも全力でパフォーマンスしてきたのは変わっていないです」と話す。
そんな中で小泉は「(変わったところは)ビジュアルのよさです。前髪とかファンデーションとか、とにかくかわいくなれるものを研究しています」と美容に自信を見せて一同を笑わせつつ、「皆、髪飾りも昔はなくて、メイクさんにつくってもらったりして日々かわいく成長できました」と話した。
杏は「加入した7年前は本当に初心者で、立ち位置も間違えちゃったりしましたが、ライブもたくさん経験して、失敗しなくなりました。でもガチャガチャやカプセルトイとか、変わったものが好きなのは21歳になっても同じです」と愛嬌を見せる。
最年少メンバーの菅田は「いろんな経験をさせていただいて、成長できるよう頑張ってきて少しずつ自分に自信が持てるようになってきました」、吉川は「素の自分を出せるようになって、昔はMCとかで全然話せなかったんですが、今はいっぱいおちゃらけたり、宣伝部員さんとメンバーのおかげで心からステージを楽しめるようになりました」と振り返った。
超とき宣の横浜アリーナ単独公演は2024年1月以来1年8か月ぶり。坂井は「前回はソールドアウトできなくて、皆ですごく悔しい思いをしました。今回はツアーの中の1か所なのにソールドアウトできてうれしいですし、それだけ応援してくださる方が増えたんだってありがたい気持ちです。スタッフさんにも感謝しています。リベンジできました」と感慨深げ。
そして今年11月11日には同じ横浜アリーナで『~五木ひろし60th Anniversary~五木JAM2025inYOKOHAMA』に出演する。芸能活動61周年の五木とのコラボに「60周年!?」と全員が驚く。「10周年どころじゃないくらい大先輩なので、10周年で『すごい』なんて言えないくらい。まだまだ頑張らなくちゃと思います」(辻野)「初めてご一緒させていただくので、とにかく楽しみです」(小泉)と意気込んだ。
このツアーの裏話を聞かれて、辻野から「ご当地の牛(ギュー)を食べてました。神戸牛、近江牛、佐賀牛とか」と楽屋でのグルメな話題が飛び出す。「毎回MCで食べたいものを話していたら、次の日にすぐスタッフさんが差し入れしてくれます」(吉川)とのことで、「差し入れいっぱいいただいて、皆アイスやお菓子を取られないように名前を書いてます」(坂井)とにぎやかな様子を明かした。
辻野が「今年が勝負の年だねって話をしていて『超最強』がたくさんの方の耳に届いて、また一歩進んだ年でした」と振り返ったメモリアルイヤー、吉川は「『超最強』をもう一回盛り上げたいですね。次はTikTok30億回再生も目指したいです」とさらなる野心を見せた。
そしてこれから叶えたい夢に、「星空の下でライブをやってみたいです」(菅田)、「いつか野外で花火をあげたいです。今年、ライブの終わりに6人で花火を見ることができて、すごくエモかったので」(小泉)と大きな夢を掲げた。坂井も「『遠くであがる花火 二人ならんで見てた』っていう曲が、最後花火の音だけで終わるんです。ライブでリアルな花火の音で表現したいなって皆で話していたので、絶対に叶えたいです」と、グループの夏の風物詩にしたい思いを明かした。
