SKE48の歴史に名を刻んだ熊崎晴香、3作連続のセンターで「誰かの希望になりたい」
アイドルグループ・SKE48が、24日に35枚目シングル『Karma』をリリースした。ダブルセンター体制のシングルは10年ぶり。その大役を6期生の熊崎晴香と8期生の佐藤佳穂が務めている。そして、10周年を迎えた7期生の浅井裕華も選抜入り。ENCOUNTは現在のグループをけん引する3人をインタビューし、最新シングルに込めた思い、実現させたい夢を聞いた。

松井珠理奈&松井玲奈の言葉で「自信を持つことができました」
アイドルグループ・SKE48が、24日に35枚目シングル『Karma』をリリースした。ダブルセンター体制のシングルは10年ぶり。その大役を6期生の熊崎晴香と8期生の佐藤佳穂が務めている。そして、10周年を迎えた7期生の浅井裕華も選抜入り。ENCOUNTは現在のグループをけん引する3人をインタビューし、最新シングルに込めた思い、実現させたい夢を聞いた。(取材・構成=イシイヒデキ)
――佐藤さんは初めてシングル表題曲のセンターに選ばれました。現在の心境は。
佐藤「応援してくださったみなさんのおかげで、つかむことができたセンターだと感じています。ファンの方がくださる言葉一つひとつが温かくてうれしかったので、全ての言葉に恩返しができるよう務めていきたいです」
――熊崎さんは3作連続のセンターです。過去、SKE48で3作以上でセンターを務めたメンバーは、松井珠理奈さん、松井玲奈さんしかいないので、史上3人目です。
熊崎「自分の名を刻めたことをうれしく思っています。珠理奈さんから『おめでとう』と連絡をいただいたり、先日イベントでお会いした玲奈さんにも『頑張っているね』と言葉をかけていただき、あらためて自信を持つことができました。SKE48の顔になれるような存在になるために頑張ります」
――ダブルセンターという点で、レジェンドのW松井を意識しますか。
熊崎「W松井さんに負けないくらい『“くまかほ”もいいね!』と言ってもらえるようなパフォーマンスを見せたいです。私たちは対照的な踊り方なので、最初は『どうなんだろう?』と思っていたのですが、ミュージックビデオを見た方から温かい反響をいただき、自信につながりました」
――最新シングル『Karma』は、どんな楽曲に仕上がりましたか。
浅井「アイドルの曲で『君をこの手にできるのならば 地獄の底に堕ちたっていいさ』という歌詞があることに驚きました。それだけ愛する人への気持ちが描かれていて、想像力を膨らませて楽しんでいただける楽曲になっています」
佐藤「これまでのSKE48のガムシャラ感がある楽曲と一味違った大人なSKE48が見せられる曲に仕上がったと感じています」
熊崎「ダンスはしなやかさに重点を置いているので、いつものSKE48とは違った点にも注目していただきたいです」
――11歳でグループに加入した浅井さんは、今年加入10周年ですね。
浅井「21歳になった今、『若いね』と言ってくださる方もいるのですが、実は10年も活動しているのは、武器だと思っています。初めて見てくださった方をどれだけひきつけられるかは、10年やってきた成果の見せどころだと感じています」

SKE48で実現させたい夢とは
――ガールズグループ群雄割拠の時代となった現在、SKE48の強みはどこにあると考えていますか。
佐藤「SKE48はいろんな挑戦、攻め方をずっと続けているグループです。12年ぶりのチーム替えが発表された際は、『何でするの?』という意見も届いたのですが、そういう変化も恐れずに進んでいく姿勢はSKE48が持っている強さだと感じています」
――さまざまな個性が混じり合うグループの中で、個人としてどんな存在になりたいと思っていますか。
浅井「5月に7期生とドラフト2期生の『SKE48 7D2 10th Anniversary Live ~みんなでずっと舞台いたい~』というイベントを開催させていただいて、『10年頑張れば、こんなに素敵なステージができる』と体現することができました。私も先輩が見せてくださったような背中を後輩に見せることができたらと思っています」
佐藤「ファンの方に一番寄り添える存在でいたいです。どこのポジションに立っても変わらずにこの気持ちを持ち続けて、メンバーを愛してくださるファンの方が増えていくような活動を先頭に立ってできたらと思っています」
熊崎「一番上の先輩なので、SKE48という存在を体現できるパフォーマンスを見せて、『誰かの希望になりたい』と思っています。勇気を届けられる存在になり、私自身も上を目指して走り続けていきたいです」
――最後にSKE48で実現させたい夢を教えてください。
熊崎「バンテリンドームナゴヤのステージに立つことです。『まだそこまでには達していない』と自分たちで理解していますので、もっと知名度を上げて、徐々にステージ大きくしていきたいです。過去の映像を見ても、大きな会場で踊っている先輩方は輝いていたので、私たちもそんなステージでパフォーマンスをして輝きたいです」
□熊崎晴香(くまざき・はるか) 1997年8月10日、愛知県生まれ。2012年にSKE48第6期生オーディションに合格し、13年4月に劇場公演デビュー。33枚目シングル『告白心拍数』(24年)で初めてシングル表題曲のセンターを務めた。160センチ。血液型O。
□佐藤佳穂(さとう・かほ) 1997年5月16日、愛知県生まれ。2016年にSKE48の8期生としてデビュー。23枚目シングル『いきなりパンチライン』(18年)で初選抜入り。24年5月に初のソロライブ『SKE48 佐藤佳穂 1stソロライブ~キミとSugarBirthday~』を開催した。160センチ。血液型A。
□浅井裕華(あさい・ゆうか) 2003年11月10日、愛知県生まれ。15年にSKE48の7期生としてデビュー。25枚目シングル『FRUSTRATION』(19年)で初選抜入り。25年5月、7期生とドラフト2期生の『SKE48 7D2 10th Anniversary Live ~みんなでずっと舞台いたい~』に出演した。163センチ。血液型O。
