長澤まさみ、時代劇初主演作で成長を実感「私の人生に焼き付いた」 シックな着物姿で登場
俳優の長澤まさみが21日、都内で行われた映画『おーい、応為』(10月17日公開)の舞台あいさつに登壇した。

映画『おーい、応為』の舞台あいさつ
俳優の長澤まさみが21日、都内で行われた映画『おーい、応為』(10月17日公開)の舞台あいさつに登壇した。
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人間が持つ奥行きを繊細に描くことに定評のある大森立嗣監督が、江戸時代を舞台に絵師・葛飾北斎と娘で弟子でもある葛飾応為(長澤)の人生をつむぎ出す今作。主演の長澤が大森監督とタッグを組むのは2020年公開の映画『MOTHER マザー』以来で、長澤にとって初めての時代劇主演作となる。
公開まで残り1か月切ったこの日は、完成披露上映会前にキャスト陣が勢ぞろいして舞台あいさつ。主演の長澤は時代劇らしくシックな着物姿で登場し、「応為を演じてすごくいい思い出として私の人生にも焼き付いたので、そんな気持ちを込めて着物を着てきました」と着物を着てきた理由を説明し、「ちょうど一昨年の今ぐらいの秋に撮影し、あっという間に時は流れてしまって、こうやって皆さんに届いてしまうんだなと思うと、愛着があった分、寂しいなという思いがあります。そういう気持ちにさせてくれる作品になったこともうれしかったし、親子の日常を淡々とのぞき見しているような映画になっているので、この世界観にみなさんが没入していただければと今は思っています」とアピールした。
演じた応為のキャラクターについては、「江戸という時代を自由に生きていたという応為の姿が、この時代でもこんなに自分が思っている通り生きれるんだと、今の女性像にも通じるなと思って、現代的な女性だなという印象がありました」と振り返り、「応為を演じることで、自分のやりたいことに向かっていく心意気を学んだ気がして、応為から得られるものが多かったですね」と刺激を受けた様子だった。
そんな長澤について大森監督は「長澤さんが割と応為という役に合っているという感じを勝手に思っていて、応為もそれなりに絵はうまいですし、長澤さんも女優としてピカイチだし、そのまま応為という役に乗っかってくれた気がします。それが演技から長澤さんの生き様が勝手に見えてくる感じで、この人を肯定することで映画が生きてくるというか、北斎と一緒にいることで私たちは生きやすくなる風に感じました。最高なのかもしれないと思いましたね」と絶賛していた。
