スーパーのサンマ、うごめくアニサキスに恐怖「知らずに購入してたらと思うと…」 店員の反応に「そんなもんなの?」
旬を迎えているサンマをスーパーで買おうと思ったら、「ん?」と違和感が。パックの中でうごめく“生命体”を見つけてしまった。ショックを受けながらも店員に伝えたら、淡々と「あ、アニサキスですね」。意外な反応にも少し戸惑ってしまったという。当事者に話を聞いた。

「実際にウニョウニョ動く姿を見てあまりにも衝撃的」
旬を迎えているサンマをスーパーで買おうと思ったら、「ん?」と違和感が。パックの中でうごめく“生命体”を見つけてしまった。ショックを受けながらも店員に伝えたら、淡々と「あ、アニサキスですね」。意外な反応にも少し戸惑ってしまったという。当事者に話を聞いた。
「今日スーパーでサンマ買おうとしたら
ウニョウニョ動いてた
店員に言ったら
あ、アニサキスですねって 裏に持ってった
気付いて良かった」
Xに出来事を報告したのは、都内在住のラオリン(@1324Riru2)さん。みずみずしいサンマ2匹が詰まったパックの中で、白く細長いアニサキスが確かにくねくねしている。
「1パック手に取り、かごに入れる前にもう一度品定めをした時に『ん?』とたまたま見付けました。アニサキスをチェックしながらの買い物はしたことはありません。今回は本当にたまたま見付けました」という。
店員の行動にもちょっとびっくり。「店員をすぐ呼び、何か動いてますけど、これは何ですか? 大丈夫なんですか? と聞きました。店員は『あーアニサキスですね!』と冷静に淡々とその一言だけ答えて、そのまま何も言わずにバックヤードに消えました」。ラオリンさんはXに「そんなもんなのーー???」と書き込んでいる。
投稿は「一度 アニサキスにやられているので お魚買うときは 目を皿のようにして見てます」「よく気が付きましたね~」などの反響を呼んでいる。
厚生労働省の公式サイトなどによると、アニサキスの被害として、「アニサキス幼虫が胃壁に刺入して生じる急性胃アニサキス症は、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐(おうと)を生じます。アニサキスの幼虫が腸壁に刺入して生じる急性腸アニサキス症は、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます」と説明。また、「アニサキスが抗原となり、じんましんやアナフィラキシーなどのアレルギー症状を示す場合があります」。アレルギーにも注意が必要だ。
予防策として、より新鮮な魚を選ぶこと、速やかに内臓を取り除くこと、内臓を生で食べないことなどが挙げられる。調理する場合は、目視確認による幼虫の除去に加えて、「マイナス20度で24時間以上の冷凍」「70度以上、または60度なら1分の加熱」といった対処法が紹介されている。

「こんなことが起きたことに本当にビックリ」
ラオリンさんはまさかの体験談を踏まえて、「自分自身にこんなことが起きたことに本当にビックリしましたし、知らずに購入してたらと思うと、少し怖くなりました。でもその後に調べたら加熱をすれば大丈夫だと知り、そこまで怖がる必要はないのかな? とも思いましたが、でも実際にウニョウニョ動くあの姿を見てあまりにも衝撃的だったのと気持ち悪さが残ってるので、しばらくはお刺身やアニサキスが寄生するようなお魚は購入するのを控えようかなと思ってます」。率直な心境を明かす。
改めて消費者側も注意することを再認識したといい、「皆様、購入の時はお気を付けくださいませ」と結んだ。
