妻夫木聡、撮影期間は昼夜逆転生活も「タギっちゃう」 非日常に目を輝かせる「魔物が潜んでいる」
俳優の妻夫木聡が19日、都内で行われた映画『宝島』(公開中、大友啓史監督)の公開初日舞台あいさつに登壇。撮影期間を振り返った。

6年後しの公開に「感慨深い」
俳優の妻夫木聡が19日、都内で行われた映画『宝島』(公開中、大友啓史監督)の公開初日舞台あいさつに登壇。撮影期間を振り返った。
同作は、アメリカ統治下の沖縄を舞台に、自由を求めて駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を描いた感動物語。沖縄がアメリカだった時代、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼なじみのグスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、1番年上のオン(永山瑛太)だった。
主演を務めた妻夫木は、初日を迎えた感想を「感慨深い。6年越しでようやく見てもらう。映画は見てもらって初めて完成するものだと思います。見ていただいた後も皆さんに成長させてもらっている感覚がある。全国で見られて、皆さんの中で宝ってなんなのかって話してもらえる機会があると思うと、幸せです」と話した。
撮影期間中は「昼夜逆転が何日も続いた」とのことで、「昼夜逆転って燃えるものがある。『よし、やってやるぞ!』『俺たちはいいものを作っている気がする!』みたいな(笑)。昼夜逆転って言葉に魔物が潜んでいる気がします。タギっちゃう」と目を輝かせ、「でも、うっかり朝早く起きちゃって『オールナイトになって、さらにオールデイになってる!』みたいな(笑)」と振り返った。
この日は「一体感を感じる瞬間」についてトークする場面も。「すずちゃん、窪田くんとの長いシーンがあった。3日くらいかかるって言われていて、どうなるかなって思っていたんですが1日で終わったんです。そのとき、皆が歓喜した。『2日休める!』って(笑)。初めて一体感を感じました」と語り、笑わせた。また、この撮休ではBBQをやったそうで「スタッフルームの屋上でやるってことで、肉やらいろいろ買っていったんです。でも、延々と火がつかなくて(笑)。どんだけBBQ素人なんだって。なかなか食べられなかった」と回顧していた。
舞台あいさつには、広瀬、窪田、永山、栄莉弥(えりや)、光路(みろ)、大友監督も登壇した。
