NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが18日、ゲストに俳優・濱尾ノリタカを迎えて恒例の朝ドラ受け行った。濱尾は連続テレビ小説『あんぱん』で戦死した岩男とその息子の和明の2役を演じている。この日は『あんぱん』の第124回が放送され、ミュージカル『怪傑アンパンマン』のチケットの売れ行きが不振で大コケしそうなムードだったが終盤、思わぬ展開になる様子が描かれた。『あさイチ』では和明やミュージカルの話題で朝ドラ受けを展開した。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　ミュージカルを何とかしようと主人公・のぶ（今田美桜）は草吉（阿部サダヲ）にあんぱんを焼いてほしいと頼むが断られてしまう。蘭子（河合優実）からこのままでは大コケすると聞いた羽多子（江口のりこ）とメイコ（原菜乃華）は、チラシ配りに出かける。そして迎えた初日。客入りの悪さに謝るのぶに、嵩（北村匠海）はまだあきらめていないと言う。その後、のぶが受付に様子を見に行くと、小さな子どもたちが続々と現れたのだ。のぶが読み聞かせをしていた子やお茶の教え子、そして戦死した岩男の息子で長髪の和明が自身の子どもを連れた姿もあった。ミュージカルは一転して大盛況といった雰囲気に。大入りの客席にカメラを向けるのぶの姿もあった。

『あさイチ』では、冒頭、濱尾が「お久しぶりです。岩男あらため息子の和明役の濱尾ノリタカです」とあいさつして番組をスタートした。大吉が「こんなパターンもあるのね。岩男で来て和明で来るという」と語ると、濱尾は「恐縮です」と反応していた。華丸は「でも髪形はまたね違うから」と語った。大吉は「岩男なのか、和明なのか、濱尾なのか？」と問うと、濱尾は「今日は濱尾でよろしくお願いいたします」と答えていた。

　その後、大吉がこの日の朝ドラに言及。「いよいよ舞台の幕が上がりました。なんか面白そう」と言うと、華丸が「心配やったよ。（濱尾が演じる和明の）背が大きいからどこに座るのかなと思って。後ろの子、見えんよねと思って」と語った。濱尾は「よけながら、お邪魔にならないように。端っこに」と答えていた。すると、今度は大吉が「1個だけ、のぶちゃんが邪魔かなと思って。あそこでこう（カメラを構えて撮影）していたら、お芝居の邪魔にならないかなと」と心配していた。濱尾は「みんな集中して見ていますから大丈夫です」と説明していた。

『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。