日向坂46金村美玖、日大芸術学部で得た“人生の宝物”「たくさん新たな知見をくれる」
アイドルグループ・日向坂46の15枚目シングル『お願いバッハ!』(今月17日リリース)で、二期生・金村美玖が同期の小坂菜緒とダブルセンターを務めている。グループ加入から8年がたち、今年3月には日本大芸術学部写真学科を卒業。アイドルの枠を越え、モデル、写真家としても活動する金村の素顔に迫った。

15枚目シングル『お願いバッハ!』インタビュー第2弾
アイドルグループ・日向坂46の15枚目シングル『お願いバッハ!』(今月17日リリース)で、二期生・金村美玖が同期の小坂菜緒とダブルセンターを務めている。グループ加入から8年がたち、今年3月には日本大芸術学部写真学科を卒業。アイドルの枠を越え、モデル、写真家としても活動する金村の素顔に迫った。(取材・文=イシイヒデキ)
金村は2017年8月に実施された追加メンバーオーディションに合格し、前身グループである“けやき坂46”の二期生としてデビューを果たした。日向坂46の6枚目シングル『ってか』(21年)では初めて表題曲のセンターを務めた。文字通り、グループの中心メンバーで活動しながら、日大芸術学部(日芸)に通い写真を学んだ。
「4年間で写真をやっている仲間、映画など他の学科の友人もできました。芸術関係に精通している方がたくさんいるので、いろんなことを教えていただいています。例えば、『今、この芸人さんのラジオがとても面白い』など、たくさん新たな知見をくれるので、そういう友達ができたことが人生の宝物です」
現実に芸能界には日芸出身のタレント、スタッフ、関係者が多く、金村は笑顔で「そういった方との共通点ができたことも大きいです」と実感を込めた。
写真に興味を持ったのは、中学生の時に一眼レフカメラを購入したことがきっかけだった。昨年は自身初となる写真展『みとめる』を開催。「大学を卒業したので、写真展もまたやりたいです」と第2弾に意欲を示した。

様々なスキル取得に意欲「タレントとしても強みがある人間になれたら」
グループ外の活動では、20年10月から『bis』のレギュラーモデルに就任。東京ガールズコレクション、GirlsAwardといったステージでも存在感を示し、女子からは「憧れの存在」になっている。そんなマルチな活動を続ける中でも、金村は『お願いバッハ!』選抜メンバー発表後に公式ブログで「まだまだやりたいことがあります」とつづった。
「過去にジェニーハイさんの『夏嵐』という楽曲のミュージックビデオに出演させていただいたことがあって、そのお仕事がすごく楽しくて思い出に残っています。ダンスなどの表現で人を感動させることができるようになりたいです」
その好奇心が尽きることがなく、「やりたいことはジャンル問わず、本当にたくさんあります」と目を輝かせて言った。
「(大好きな)お寿司を握れるようになりたいですし、自動車の免許も取りたいですし、さまざまな検定にも挑戦していろんなスキルを身に着けたいです。タレントとしても強みがある人間になれたら、関係者の方々にも気になってもらえると思うんです。いろんな現場で必要とされるような人になって、グループにも還元したいと考えています」
春に最後の一期生メンバー・高瀬愛奈が卒業して、グループは二期生から五期生による新体制に突入した。金村は、同期の卒業もたくさん見送ってきたが、一番上の世代として、後輩たちに頼もしい背中を見せていく覚悟でいる。
「勢いを保ち続けることの難しさは感じていますが、今よりも上を目指すことも考えています」
そして、今の日向坂46で実現させたいことを打ち明けた。
「応援してくださっているおひさま(日向坂46ファンの総称)をずっと大切にして、個人的には埼玉県出身なので、さいたまスーパーアリーナでライブを開催したいです。過去に1度しか開催できていないので、『また、凱旋ライブができたらいいな』と心の中で願っています」
日向坂46のメンバーとしても、タレント、モデル、写真家としても金村の挑戦は続く。
□金村美玖(かねむら・みく) 2002年9月10日、埼玉県生まれ。17年8月、『けやき坂46追加メンバー募集オーディション』に合格し、けやき坂46の二期生としてデビュー。日向坂46に改名後、21年10月27日リリースの6枚目シングル『ってか』でセンターを務めた。活動を継続しながら、日本大芸術学部写真学科を卒業。163センチ、血液型O。
