スーパーの秋鮭に「めちゃデカイアニサキス」 うごめく様子に主婦衝撃…「買う気はなくなる」と本音も

夕飯の買い物で立ち寄ったスーパーの魚売り場で、思わず目を疑う光景が──。パックされた鮭の切り身のトレー内でうごめくアニサキスの投稿が、ネット上で大きな話題を呼んでいる。刺身などの魚介類に付着したものを生きたまま食べると、胃壁や腸壁に刺入し激しい腹痛を引き起こすことで知られるアニサキス。写真の投稿者に詳しい話を聞いた。

今が旬の秋鮭の切り身から発見されたアニサキスが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
今が旬の秋鮭の切り身から発見されたアニサキスが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

パックされた鮭の切り身のトレー内でうごめくアニサキスの投稿が話題に

 夕飯の買い物で立ち寄ったスーパーの魚売り場で、思わず目を疑う光景が──。パックされた鮭の切り身のトレー内でうごめくアニサキスの投稿が、ネット上で大きな話題を呼んでいる。刺身などの魚介類に付着したものを生きたまま食べると、胃壁や腸壁に刺入し激しい腹痛を引き起こすことで知られるアニサキス。写真の投稿者に詳しい話を聞いた。

「鮭買おうと思ったら めちゃデカイアニサキスおって うにょうにょしとった 初めて見たからびっくりした お店の人にちゃんとお渡ししといた」

 秋鮭のシーズンを迎えた今月中旬、SNS上で拡散された写真には、「今が旬です」と書かれた値札シールの下に、にょろにょろとうごめく白い糸状の物体が収められている。

 投稿には「ヒイイイィィイイイイィィィイ」「アピール強めのアニサキス」「秋鮭はねえ…ホント出てきますよね」「アニサキ旬らしいです」「アニサキスアレルギーがあるので、知らずに食べると大変ですよね」「同じスーパーでタラちゃんで2回程アニサキスさん見たことあります。ゾッとしますね」と驚きの声や、「まぁアニサキスはいるモノと思ってるので」「生で食べなけれは大丈夫」「うちの近くのスーパーで『まれにアキサニスがいる場合があります。加熱すれば大丈夫です』ってポップが張り出されてました」「私もブリ買おうとしたら同じ状態でしたから、違うパックを選びしっかり火を通しました」といった冷静な対応を呼び掛ける声など、さまざまな反応が寄せられている。

 投稿者は30代主婦で、夫との2人暮らしというayay_u(@12bk_ayyy23)さん。夕飯の買い物に出かけたスーパーで驚きの光景に遭遇したという。

「魚コーナーを見ていたらアニサキスがうにょうにょ動いていました。話に聞いたことはあったのですが、実際見たのは初めてだったのでびっくりしました。店員さんにお伝えしたら、驚いてはいたものの『申し訳ございません』と言ってすぐに裏に持っていかれました。ネットでは『加熱したら大丈夫』と言われるだけで撤去されないというコメントもあったので、安心しました」

 一連の反響について、ayay_u(@12bk_ayyy23)さんは「思ったより皆さんアニサキス見たことあるんだなーと思いました。加熱したら大丈夫と言われても、いざあれを見ると買う気はなくなるよね……っていうのが本音です」と率直な心境を吐露。投稿には「身や内臓など、見えないところにはたくさん潜んでいる」「気づかないうちにたくさん食べている」といったコメントも寄せられたといい「その通りです、としか言えません。でも、いざ見たらさすがに食べれない」と多くの消費者が抱える複雑な思いを口にする。

 厚生労働省の公式サイトなどによると、アニサキスの幼虫はサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類の主に内臓表面に寄生。「アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍または加熱のものを含みます)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします」と説明されている。予防策としては、購入する際に新鮮な魚を選ぶことや速やかに内臓を取り除くこと、内臓を生で食べないことなどが挙げられており、調理する場合は目視確認による幼虫の除去に加えて「マイナス20度で24時間以上の冷凍」「70度以上、または60度なら1分の加熱」といった方法が紹介されている。過度に恐れる必要はないものの、正しい知識を持って対処したいところだ。

次のページへ (2/2) 【写真】トレー内で動く物体…実際の様子
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