ミュージシャンで俳優の浜野謙太が15日、日本大芸術学部江古田キャンパスで行われた映画『俺ではない炎上』（9月26日公開）炎上体験イベントに、主演を務める阿部寛をはじめ、藤原大祐、筒井竜平プロデューサーと共に出席。炎上への憧れを語っていた。

　本作は、浅倉秋成氏の同名小説を映画『AWAKE』の山田篤宏監督が映画化。る日突然、ネット上で身に覚えのない殺人事件の犯人だと名指しされた大手ハウスメーカーに勤める山縣泰介（阿部）が、無実を証明するために奔走する姿を描く。浜野は阿部演じる山縣の部下である塩見亮を演じた。

　SNSの炎上がテーマの作品。浜野は「以前、嵐のニノ（二宮和也）から『ハマケンぐらいバズらない芸能人を初めてみた』と言われたんです」と切り出すと「何回投稿してもバズらない。『いいね』もすごくつかないんです」と苦笑い。

　この日は、SNSで炎上したかのような体験ができるAIを駆使した炎上シミュレーターを使用し炎上を体験することに。浜野は「はまけん0805」というアカウントを作成し、自身の投稿が炎上していくさまを体験することに。みるみるうちに炎上していくSNSに「怖いですよね」と苦笑いを浮かべつつも「でも一回ぐらい炎上しないとダメかも」と自らのSNSのバズりを期待する発言も。

　そんな浜野は、俳優を目指す学生たちの前で俳優業につくきっかけの話も。浜野は「僕はミュージシャンなのですが、昔、面白いバンドをやっていて、星野源くんとも一緒にやっていたことがあったんです。そのとき源くんから『曲と曲の合間に一人芝居をやって』と言われて、毎ライブごとに滝川クリステルの真似をしたりしていたんです。それをある映画監督が見ていて『ああいう奴に出て欲しい』ということになって、吉高由里子さん主演の映画に出ることになったんです」と独特な俳優デビューを語っていた。