KARA・スンヨンが日本でショーケース、ロングワンピで魅了 6年ぶりの日本オリジナル曲披露…初恋の思い出も

韓国の5人組ガールズグループ・KARAのハン・スンヨンが13日、東京・日本橋「室町三井ホール」にてショーケースを開催。1部と2部に分けて行われた本イベントは、ファンにとってかけがえのない時間となった。ENCOUTでは第1部の模様をレポートする。

ショーケースを開催したKARAのHan Seung Yeon【写真:AKANE】
ショーケースを開催したKARAのHan Seung Yeon【写真:AKANE】

第1部をレポート

 韓国の5人組ガールズグループ・KARAのハン・スンヨンが13日、東京・日本橋「室町三井ホール」にてショーケースを開催。1部と2部に分けて行われた本イベントは、ファンにとってかけがえのない時間となった。ENCOUTでは第1部の模様をレポートする。

 会場には、チケットを手にした「fanSY(ファンシー)」(スンヨンのファンの呼称)が詰めかけ、開演直前には独特の高揚感が漂っていた。今回のショーケースは、10月3日にリリースされるスンヨン(Han Seung Yeon)のJAPAN 1st EP『I・恋』をいち早く披露する場。その世界観をファンと共有する、愛に満ちた特別なひとときとなった。

 幕開けは、スクリーンに映し出された収録曲『初恋』のMVから。持ち味の澄んだ歌声が映えるバラードは、切ない初恋と大人の純愛をテーマにした前向きな歌で、スンヨンの魅力を余すところなく表現している。映像が終わりステージに本人が登場すると、柔らかな白にギャザーとシャーリングを効かせた、可憐なロングワンピースを纏った彼女の姿に、客席から割れんばかりの歓声が沸き起こった。6年ぶりの日本オリジナル曲ということもあり、会場の期待感は一層高まっていたようだ。

「みなさーん、ハン・スンヨンです。今日もよろしくお願いします」

 元気なあいさつから始まり、4日前のゲリラ豪雨に遭遇したタイミングで日本に到着したことを打ち明けると、

「私、雨女なので、ニュースを見て申し訳ない気分になりました」と苦笑い混じりに日本語で語り、会場は「そんなことない!」「来てくれてありがとう」と温かな空気に包まれた。

 今回のショーケースは、新曲披露に加え、スンヨンをより身近に感じられるゲームやトークコーナーも展開。韓国で人気の『真実ゲーム』では、嘘をつくと大きな耳が回るという仕掛けに挑戦。まるでうさぎの妖精のような愛らしい姿に、客席からは歓声とため息が絶えなかった。

「初恋はいつ?」という質問には、小学校時代に好きだった同級生のエピソードを披露。11月11日のポッキーの日に机へお菓子を忍ばせ、クラス全体にバレてしまったという微笑ましい秘密も明かし、耳が動かなかったことから“真実”だと会場中に伝わった。

 質問トークでは、最近のスキューバダイビング体験でジンベイザメに遭遇した話や、KARAのマカオ公演中に食べた火鍋のエピソードを披露。会場は大きな笑いに包まれる一方で、しっとりと胸に響く場面もあり、まさに“スンヨンとファンが共に紡ぐ物語”のようだった。

 KARAは2007年にデビューし、16年に事実上の解散を迎えたが、22年に15周年を記念して再始動。日本でも変わらぬ支持を集め、今年、6度目となる日本アリーナツアーを開催した。スンヨンもまた、23年の単独ショーケース『絆 – 第1章』、24年の『WE ME WE』に続き、観客と心を通わせる時間を大切にしてきた。その歩みを経て迎えた今回のショーケースは、さらに一段と一体感を増したステージに。ラストは、EPのタイトル曲である『初恋』をしっとりと歌い上げ、「これからまたしばらくソロ活動をします。今お話できるものはないけれど、俳優としての活動があると思いますので、応援していてください」とメッセージを伝えた。

 愛がテーマのタイトルどおり、会場は温かな拍手と涙に包まれ、忘れられない時間となった。

次のページへ (2/2) 【写真】ショーケースを開催したKARAハン・スンヨンの別カット
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