【風、薫る】藤原季節、朝ドラ初出演 看護テーマに思い「施設に入っている祖父も、テレビを見るのが一日の楽しみ」

俳優・藤原季節が2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』に出演することが13日、分かった。NHKドラマ公式Xで発表された。藤原はこれが朝ドラ初出演となる。

藤原季節
藤原季節

主人公の直美と“運命的な”出会い

 俳優・藤原季節が2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』に出演することが13日、分かった。NHKドラマ公式Xで発表された。藤原はこれが朝ドラ初出演となる。

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 作品は、明治時代に看護の世界に飛び込んだ2人が“ダブルヒロイン”となるバディドラマ。看護師という職業の確立に大きく貢献した実在の人物、大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんがモチーフ。見上愛は大関さんがモチーフの一ノ瀬りんを、上坂樹里は鈴木さんがモチーフの大家直美を演じる。

 朝ドラ初出演となる32歳の藤原が演じるのは、アメリカ帰りの海軍中尉・小日向栄介(こひなた・えいすけ)。とある場所で直美と“運命的な”出会いをする。

 藤原は『風、薫る』に出演決定について、「出演にあたって、制作陣との面談や衣装合わせを重ねる中で、ドラマに関わる皆さんが本当に高い熱量を持ってこの物語を作ろうとしているんだということが伝わり、幸せと楽しみな気持ちでいっぱいです。物語の一員として、撮影現場や視聴者の皆さんに楽しんでもらえるような芝居ができるよう頑張ります」と意気込んだ。

 また、朝ドラの印象については「僕は朝起きる元気が出ない時、アラーム代わりに朝ドラがつくようにして、オープニングの音楽で1日が始まるようにしています。ヒロインの踏ん張りや物語に力を分けてもらって何とか起き上がります。誰かの毎朝の中に物語があるということは、とても素晴らしいことだと思います」と語った。

 今回の作品は看護がテーマの一つ。看護に関わる仕事との接点や思い出などについては「知り合いが入院していた時に、朝8時になるとそれぞれの病室が静まり返るという話を聞いたことがあります。まさしく朝ドラを見るためです。施設に入っている僕の祖父も、テレビを見るのが一日の楽しみとなっています。家に帰ることが出来ず病室のベッドで眠る人々にも『風、薫る』を楽しんでいただきたいですし、僕もあらためて医療従事者への敬意や認識について、ドラマを見ながら考えてみようと思います」と呼びかけた。

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