俳優の阿部サダヲと松たか子、脚本家の大石静氏が11日、東京・テレビ朝日で行われたテレビ朝日系ドラマ『しあわせな結婚』（木曜午後9時）最終回囲み取材会に出席した。

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　最終回が放送される当日に行われた取材会で、大石氏は「終わっちゃってさみしいなと思っています。連続ドラマは出会いがあって別れがあるのがすてきなところである」とあっけらかんと心境を明かした。

　阿部は「こうやって終わるんだ。なるほどと思いました」とあっさりとした感想を述べ、松は「8話までにいろんなことが起きて、乗り越えられていたか分からないですが、それを経て、これが最後の話になるんだなと。ちょっとしみじみとしてしまいました」と語った。

　同作は第1話の見逃し配信数が、テレビ朝日系木曜ドラマ史上最速で100万回を突破。第8話までの累計見逃し再生数も2100万回を突破するなど、大きな注目を集めている。

　記者から「ドラマの反響を感じたことはありますか」と質問が上がると、大石氏は「私と会う人はおおむねひどいことを言わないですね。『面白く見てます』と言ってくれます。実際、賛否両論だなという感じもしますし、否定的な意見も耳に入ってきます。だからといって、信じた道をいくというか、ウチのチームでこういう風にやるということは揺らぐことはないですね。感想は、『そうなんだ』と思うだけです。でも、黒川が五守だという意見は面白かった」と笑顔を交えて回答した。

　阿部は「昨日、たまたま叶美香さんとお会いしたんですが、お姉さんの恭子さんはあまり日本のドラマにハマらないらしいですけど、これはハマっているらしいです。それはうれしかったです」と記者を笑わせた。松は「うちのマンションで普段お会いしない方とエレベーターで一緒になったんですけど、降り際に『ドラマ面白いです』とそっと話しかけてくれて、さっと去ってくれたのが一番うれしかったです」とエピソードを明かしていた。

　同作は、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス・ホームドラマ。人気弁護士の原田幸太郎（阿部）は、50年間独身を貫いていたが電撃結婚を果たすが、その妻・鈴木ネルラ（松）が抱える大きな秘密が徐々に明らかになっていく。