90歳・吉行和子さん、肺炎で死去 『3年B組金八先生』はじめ多くの作品で好演…兄は吉行淳之介さん

俳優でエッセイストの吉行和子さんが2日未明に肺炎で亡くなったことが分かった。所属事務所のテアトル・ド・ポッシュが8日に発表した。吉行さんは90歳だった。

吉行和子さん(2019年撮影)【写真:産経新聞社】
吉行和子さん(2019年撮影)【写真:産経新聞社】

8日に所属事務所が発表

 俳優でエッセイストの吉行和子さんが2日未明に肺炎で亡くなったことが分かった。所属事務所のテアトル・ド・ポッシュが8日に発表した。吉行さんは90歳だった。

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 テアトル・ド・ポッシュは公式サイトで「訃報」と題し、「弊社所属の吉行和子が9月2日未明 肺炎のため 永眠いたしました 享年90 故人の遺志により葬儀は近親者のみで執り行いました」と報告した。その上で「ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに吉行和子が生前受け賜りましたご厚誼に深く御礼申し上げます」と記した。

 吉行さんは1935年8月9日、東京都生まれ。女子学院高を卒業後、55年、初舞台を踏み、映画『由起子』でスクリーンデビュー。57年に舞台『アンネの日記」に主演を飾った。その後、映画、舞台、ドラマに多数出演。TBS系『3年B組金八先生』『ふぞろいの林檎たち』などでの好演も、視聴者にインパクトを残した。

 父は作家の吉行エイスケさんで、母は美容師で97年に放送されたNHK連続テレビ小説『あぐり』のモデルとなった吉行あぐりさん。兄は作家の吉行淳之介さん、妹は詩人の吉行理恵さん。『あぐり』には、吉行さんも出演していた。

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