timelesz原嘉孝、映画初主演 “売れないピン芸人”役で「お笑いライブに通った日々を思い出します」
timeleszの原嘉孝が、映画『初恋芸人』で初主演を務めることが9日に発表された。作家・中沢健氏のデビュー作として発表され、2016年にはドラマ化もされた同名小説を、夏目大一朗監督が実写映画化。2025年冬の公開を予定しているという。

2025年冬公開 夏目大一朗氏が監督・脚本を担当
timeleszの原嘉孝が、映画『初恋芸人』で初主演を務めることが9日に発表された。作家・中沢健氏のデビュー作として発表され、2016年にはドラマ化もされた同名小説を、夏目大一朗監督が実写映画化。2025年冬の公開を予定しているという。
原作『初恋芸人』(小学館「ガガガ文庫」刊)は、特撮やUMA研究でも知られる中沢氏の異色作で、多くの文化人から支持を集めてきた。25年8月からは小学館のアプリ「マンガワン」にて、こやま仁氏によるコミカライズの連載もスタートしており、幅広いメディア展開が進められている。
本作の主人公は、怪獣ネタを得意とする売れないピン芸人・佐藤賢治。妄想の中で自分をヒーローに見立てながら日々を過ごしていたが、ある日、自身を「面白い」と評価してくれた市川理沙に出会い、初めての恋を経験する。やがて明かされる彼女の秘密と向き合いながら、佐藤が「何物でもないもの」として生きる姿を描いたヒューマンドラマとなっている。
主演の原は、「芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します」と語り、「賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の『何者でもないもの』の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております! 是非お楽しみにしていてください!」とコメントを寄せた。
監督・脚本を務めたのは、映画『獣手』でシッチェス・カタロニア国際映画祭などに出品された夏目氏。「中沢健の小説『初恋芸人』に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。『この物語は僕が映像化するしかない』と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください」と、強い熱意を明かした。
企画・プロデュースを担当した小浜圭太郎氏は、「『初恋芸人』は、恋の喜びと切なさをユーモアで彩った物語です。原嘉孝さんの真心こもった演技が、純粋な恋と夢を鮮やかに描き出します。東京と広島での撮影中、原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました。原さんのピュアな魅力が爆発した初主演映画、ぜひ劇場で体感してください!」と語っている。
なお、本作は「しまなみ映画祭」(13日~)と「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025」(10月17日~)での特別上映も決定。詳細なスケジュールは各映画祭の公式サイトにて随時公開される予定だという。
