世界限定9台 鳥山明ワールド全開の「原寸大チョロQ」におぎやはぎ驚嘆「思ってたのと違う」
お笑いコンビ・おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)がMCを務めるBS日テレの『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(土曜午後9時)が6日に放送され、世界的漫画家・鳥山明さんがデザインを手がけた、世界に9台という希少な車が登場した。

BS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
お笑いコンビ・おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)がMCを務めるBS日テレの『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(土曜午後9時)が6日に放送され、世界的漫画家・鳥山明さんがデザインを手がけた、世界に9台という希少な車が登場した。
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登場したのは、2005年に限定発売された電気自動車「CQモーターズ QVOLT(キューボルト)」。世界に9台しか存在しない希少な1人乗りEVだ。おもちゃメーカー・タカラの子会社として設立されたCQモーターズが作り上げた「原寸大チョロQ」というコンセプトで生まれたという。
デザインを手掛けたのは、世界的に有名な漫画家・鳥山明さん。1年かけて描いた独特のデザインは、まさに鳥山明ワールドを思わせる特徴的なフォルムで、キャラクターをそのまま車にしたような愛らしさがある。オーナーが持つ1号車には、鳥山さんの直筆サインも入り、価値は単なる乗り物の枠を超えるという。
同車は、原付4輪の区分で高速走行はできないが、ヘルメット不要で市街地を気軽に走れる。荷物を入れられるトランクは100リットル以上の容量で、デザインだけでなく意外な実用性も備えているという。ドアハンドルには木製のひもが使われるなど、鳥山さんならではの細部へのこだわりも見られる。
2005年に約200万円で発売された同車。即座に売り切れるほどの人気を博したが、オーナーは倉庫で眠ったままだったQVOLTを見つけたという。数年にわたり交渉を重ね、倉庫に18年間保管されていた未使用状態のQVOLTを手に入れというオーナーは、全ての部品を分解して徹底的に修理し、ナンバー取得まで自ら手掛けたという。
同車には、小さくても機能的でしっかりとした技術が詰まっている。四輪のダブルウィッシュボーン式サスペンションを備え、回生ブレーキも採用。ブレーキなどの電子制御技術も搭載し、軽快に走るEVとなっている。
試乗した矢作は、乗り心地について「意外と安定していてコーナリングもクイっとしていて面白いよ。電気自動車だからといって怖さはない。操作もシンプルで楽しい。思ってたのと違う。ちゃんとした車だわ」と話す。同様に試乗した小木も「安定している。バッテリーが下にあるのかな? 低重心だ」「飽きないなあ。ずっと楽しんで乗っていられる」と評価。バッテリーは一般の家庭用コンセントで4~8時間かけて充電し、20キロ程度の走行が可能。エコ運転をすれば40キロまで距離を延ばせるという。
オーナーは「この車はただの移動手段ではなく、鳥山明先生の世界観を体感できる唯一無二の存在」と話し、これからもずっと大切に保存していくという。日常のちょっとした移動に最適で、早朝にコンビニに行くときに走るなど、自分なりの楽しみ方も模索しているという。ただ、早朝に走らせるのには理由も。「人の多いところに行くと、囲まれて出れなくなってしまうので…」と、希少車オーナーならではの苦労も明かしていた。
