麻生久美子、光石研、坂井真紀が、日本テレビ系で10月12日スタートの新日曜ドラマ『ぼくたちん家』（日曜午後10時30分）に出演することが9日に発表された。主演は及川光博、恋のお相手役として手越祐也、ヒロインには白鳥玉季が名を連ねている。

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　白鳥が演じるトーヨコ中学生・ほたるを取り巻く重要人物として、今回3人のキャストが加わった。ほたるの母親・楠ともえ役を務めるのは麻生。今年デビュー30周年を迎えた麻生は、近年では日韓共同制作ドラマ『魔物』（テレビ朝日系／2025年1月期）での大胆な役柄も話題を呼んだ。今作では訳あって逃亡中の謎多き母親を演じ、物語の鍵を握る存在となる。

　ほたるの父で、ともえの元夫・市ヶ谷仁役を演じるのは光石。ほたるが9歳の時に離婚し、現在は再婚して新たな家族と暮らすが、彼女に接近していく理由が注目される。名バイプレーヤーとして数々の作品で存在感を放つ光石が、物語に波紋を広げるという。

　さらに、アパートの大家・井の頭今日子役を務めるのは坂井。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍し、26年放送予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演も控える。井の頭は、玄一（及川）、索（手越）、ほたるをつなぐ太陽的存在であり、“秘密の共犯者”として物語に深く関わっていく。

　出演者のコメントは下記の通り。

○麻生久美子
「今作品ほど問題を抱えているといいますか、問題を起こしてしまった役ははじめてなので、今からどのように演じようかと悩みつつも楽しみにしています」

○光石研
「主演は及川さんでその恋のお相手役が手越さんとお聞きして、このお2人なら、この手強い人物像を軽やかに、ペーソス込めてやられると確信しています。僕自身初共演ですが、今から楽しみデス」

○坂井真紀
「台本を読んで、なんだか救われたような気持ちになって、そうか、私も私なりにもがき続けているもんな、なんて感じながら、うおーっと力が湧いたんです。皆さんにはどのように届くのか、とても楽しみです」

『ぼくたちん家』は、心優しきゲイの玄一（及川）と、恋に冷めた教師・索（手越）、そして訳あり少女・ほたる（白鳥）が奇妙な共同生活を送るホーム＆ラブコメディー。個性豊かなキャラクターが織り成す人間ドラマが描かれるという。