高橋一生、展覧会で音声ガイド担当も「うるさかったらはずしていただいて」 運慶の仏像に「何より僕が興奮しています」
俳優の高橋一生が8日、都内で行われた特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』の取材会に出席。本展の見所や音声ガイドについて語った。

「それぞれがこの像、空間と向き合っていただけたら」
俳優の高橋一生が8日、都内で行われた特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』の取材会に出席。本展の見所や音声ガイドについて語った。
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本展は、弥勒如来坐像、無著世親菩薩立像に加えて、かつて北円堂に安置されていた可能性の高い四天王立像を合わせた7体の国宝仏を一堂に展示し、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みる奇跡的な企画。9月9日から11月30日まで東京国立博物館の本館特別5室で開催される。
広報大使と音声ガイドナビゲーターを務める高橋は、一足先に展示品を観賞したそうで「非常に凝縮された美しい祈りの空間を特等席で見せていただけて、改めて広報大使に任命いただきましたことを心より幸福に思いました」とコメント。楽しみにしていた無著菩薩立像と世親菩薩立像については、「想像以上でした。非常に人に近いといいますか、運慶の造形と相まって、玉眼を是非見ていただきたいです。ほかの仏さまにはない造形が施されています」と熱弁し「この配置、デザインで無著・世親を感じながら見ていただけるとうれしいです。何より僕が興奮しています」と笑顔を見せた。
音声ガイドの収録を振り返り、「出来る限り像を見られる方たちの邪魔にならないような声の運び、リズムを意識させていただいております。なので、またこういった機会をいただけるかどうかは、みなさんの反応にかかっているのではないかと思います。邪魔になってないといいですけど」とアピール。「音声ガイドはうるさかったらはずしていただいて、実際この空間を感じるのは、いろんな感じ方があると思う。来ていただいたみなさん、それぞれがこの像、空間と向き合っていただけたらと思っております」とメッセージを送った。
