大黒摩季、弟の急死に沈痛「どうして」…8.30ライブに家族で来場「元気一杯」も脳出血を再発
シンガー・ソングライターの大黒摩季(55)が7日、インスタグラムを更新し、弟・礼騎さんが今月6日に死去したことを発表した。「どうして」と題し、8月30日に地元札幌市で開催したライブに礼騎さんが来てくれたこと、今月3日に救急搬送されたことなどを明かし、深い悲しみをつづっている。

2021年には「椎骨動脈乖離」を発症
シンガー・ソングライターの大黒摩季(55)が7日、インスタグラムを更新し、弟・礼騎さんが今月6日に死去したことを発表した。「どうして」と題し、8月30日に地元札幌市で開催したライブに礼騎さんが来てくれたこと、今月3日に救急搬送されたことなどを明かし、深い悲しみをつづっている。
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大黒は「どうして」を繰り返し、礼騎さんが亡くなったことを伝えた。
「どうしてそんな酷い仕打ちをするのか どうして私から大切な者を奪うのかどうして 私が代わってやれないのか どうしてこの21世紀にもうこれ以上やれることはないのか どうしてまだ愛や夢の苦しみも学んでいない幼い娘達から愛することに一途にひた向きな妻から支えを奪うのかどうして……」
その上で「昨日9/6のam2:31 愛弟の礼騎が父母の待つ天国へと旅立ちました」と記した。
亡くなる1週間前、8月30日には礼騎さんが自身の家族と共に来て、元気な姿だったという。
「8/30札幌hitaruでのライブに家族で来て、いつになく喜び楽しみ、珍しく丸ごと褒めてくれた可愛い笑顔と。昔を思い起こさせる様な照れ隠しの毒舌で元気一杯。次の日の帰りも両親のお墓参りを一緒にし、娘達と嫁と家族で朗らかに過ごし、空港まで送ってくれて。ほっとしていたものを。それから3日と経たぬ9/3の夕方、再び脳出血で救急搬送されました」
礼騎さんは2021年、首の血管である椎骨動脈の壁が裂ける病気「椎骨動脈乖離」を発症したという。だが、「死の淵を彷徨い奇跡的に生還」したといい、「今を大切に体を何より気づかって、リハビリも頑張り抜き、hitaruでは仲間達とゴルフに行こうと盛り上がれるほどPHOENIXの如く復活していたのに今回は全く別個所で」と説明。そして、「右被殻出血により脳の中心部の動脈から出血し、脳幹までも損傷したことから運ばれた時には既に瞳孔反射も無く、全身の機能も低下していましたが、心臓だけは『俺は生きたい』と言わんばかりに強く心拍を保っていました だからあらゆる延命治療を施し生命を維持できたなら二度目の奇跡を信じまた一歩ずつ治療してゆこうと」と願っていたという。
しかし、「最後の山を越えようという昨日の未明、その心臓は力尽きあっという間にリズムを無くし父母のいる天に召されました」「幸い私とお嫁さん、娘たちは最後の最後まで死神と闘った礼騎の勇姿を看取り、どれだけ愛してるかを伝えることはできました」と最期の状況を伝えた。
「葬儀は社葬で」…メディア、ファンの来葬はお断り
そして、「あまりの突然のことに翻弄され、でも奇跡を信じていたので、礼騎とご縁のある方々へのお知らせが今となってしまい、申し訳ありません」「お一人お一人に伝え礼騎の眩しい奮闘物語を直接お聞かせしたかったのですが、心の余裕なく、この場で一括させていただくこと、どうかお許しください」と謝罪し、理解を求めた。
さらに、製パン会社の札幌キムラヤを経営していた父親が亡くなった際、「ファンの皆さんから大黒摩季を家業のために奪って恨まれて生きるくらいなら 俺が継いで苦労する方がよっぽどマシだ 少しは俺に任せろ姉ちゃんは大黒摩季を続けてくれ」と礼騎さんが言ってくれたエピソードを明かした。その経緯も踏まえ、大黒は「葬儀は社葬で執り行う」とし、「私に関連する芸能・音楽業界・メディア業界の皆様ファンの皆様には謹んで来葬をご遠慮させていただきたく思います」と呼びかけた。
