広瀬すず、幼少期の「死ぬかと思った」忘れられない記憶 “置き去り”で「『おしん』みたいな気持ちに」

俳優の広瀬すずが6日、都内で行われた主演映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつに登壇した。幼少時代のエピソードを語った。

公開記念舞台あいさつに登壇した広瀬すず【写真:ENCOUNT編集部】
公開記念舞台あいさつに登壇した広瀬すず【写真:ENCOUNT編集部】

主演映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつ

 俳優の広瀬すずが6日、都内で行われた主演映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつに登壇した。幼少時代のエピソードを語った。

 同作にちなんで“忘れられない記憶”を問われて広瀬は「子どもの頃に、家族でおすし屋さんに行って、お昼ご飯を買いに行ったんですよ。先に車に戻って乗ってたんですけど、皆が来ないからお店に戻ったんですね。で、その反対側から家族全員戻ってきていたみたいで。そのままお店に置いていかれた」と述懐。

 次いで「車が発車して、私はもう泣きながらそれを追いかけた。まだ3~4歳とかのときです。『おしん』みたいな気持ちになって(笑)、それをいまだに思い出すし、泣きながら走って、車がぜんぜん止まってくれない景色が、夢にもたまに出てくるぐらい、フラッシュバックする。死ぬかと思いました」と明かした。

 同舞台あいさつには二階堂ふみ、吉田羊、石川慶監督の他、花束ゲストとして子役の鈴木碧桜も出席した。

 同作は、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の同名デビュー小説を原作とするヒューマンミステリー。1950年代の長崎と80年代の英国を舞台に、まだ過去にしきれない「傷跡」と、未来を夢見る圧倒的な「生」のパワーが渦巻いていた時代を生き抜いた女性たちの姿を描く。第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品。広瀬は、1950年代の長崎時代の悦子を演じた。

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