坂本昌行、今年3作目の舞台も「年に3本は厳しい」と本音ポロリ 役の振れ幅には「役者冥利に尽きる」

20th Centuryの坂本昌行が6日、都内で行われたミュージカル『MURDER for Two』のゲネプロ&囲み取材に海宝直人と共に登場した。

囲み取材に登場した20th Centuryの坂本昌行【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材に登場した20th Centuryの坂本昌行【写真:ENCOUNT編集部】

ミュージカル『MURDER for Two』で海宝直人と2度目のタッグ

 20th Centuryの坂本昌行が6日、都内で行われたミュージカル『MURDER for Two』のゲネプロ&囲み取材に海宝直人と共に登場した。

 6日から東京・パルテノン多摩を皮切りに、全国6都市で上演されるミュージカル『MURDER for Two』。2011年にシカゴで初演されたサスペンスコメディーの本作は、2人の役者が衣装替えなしで約13役を演じ分け、ピアノも弾く独創的な作品。日本では16年に初演し、坂本が読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。22年には坂本と海宝のコンビで好評を博し、今回は3年半ぶりに再びタッグを組む。

 役衣装を身にまとって囲み取材に応じた坂本。「またこの作品に触れる喜び、そして大変さを感じながら、今日という日を迎えました。これから皆さんにお届けするにあたって、見た方々が他の方に『私、見たんだよ!』と言ってもらえるような作品に仕上がったと思っております」と稽古の仕上がりに手応えも。

 その坂本は7役以上ものキャラクターを演じ分けるが、「セリフを忘れることがあるんですが、(海宝が)しっかり覚えてくれるんです。非常に力強いパートナー。何が起っても僕は安心しています」と2度目のタッグとなる海宝に期待し、「サスペンスストーリーではありますが、コメディーが非常に強い作品です。2人しかいないんですが、そこはお客さんが想像力をフルに使っていただき13人の演者をちゃんとしっかり見ていただけるように、我々も頑張ります。皆さんも楽しみながら想像力を膨らませて見ていただけたらうれしいです」とアピールした。

 海宝とは2023年以来、2度目のタッグとなる。「地頭が良く、パッと言われたモノを自分のモノにできる。僕は練習しないと自分のモノにできないが、『わかりました』と翌日にはできているんです。それなのに僕のセリフも覚えている。2人じゃなくて1人でイイんじゃないかなと」と笑いを誘いつつ、海宝を絶賛した坂本。一方の海宝は「坂本さんは(キャラクターを)たくさん演じ分け、姿勢も違えば声も違う、すべてがコロコロ変化していく中でそれに対して誠実に向かっています。僕もこの作品に限らず、この先への仕事への向き方など改めて刺激をいただきました」と再会した坂本の仕事に対するストイックさに感動した様子だった。

 今年は同ミュージカルで3本目の舞台となる坂本。「体力的なモノは頑張るだけですが、スケジュール的に今後はゆっくりしようかなという教訓にはなりました。年に3本は厳しいですよ(笑)」と本音を明かしつつ、「やっぱり脳みそのが1個なので、セリフの量が入るキャパが決まっています。一度リセットじゃないですけど、脳みそを休ませる時間も大事かなと学びました」と休みの大切さを痛感したという。続けて「ちょっと前まで真ん中に傷があった役(ブラックジャック)をやってましたから。役者の皆さんから『今年は振れ幅が広くないですか?』と言われます。役者として役者冥利に尽きる一年ですね」と充実感も。

 そんな坂本はプライベートで気をつけていることとして「とにかく食事はしっかり摂ることは変わらず。朝ご飯はよりしっかり、朝からお肉を食べるようにしています。ステーキの日もありますし、ちなみに今日はしょうが焼きでした」と日頃から朝食をしっかり摂っているという。

次のページへ (2/2) 【写真】『MURDER for Two』囲み取材の様子
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