鉄拳、代表作のパラパラ漫画が初舞台化も「何も知らされていなかった」 出演オファーには「僕が嫌だった」

お笑い芸人の鉄拳が5日、東京・光が丘のIMAホールで行われた舞台『振り子』(同所にて9月6日より上演)のゲネプロ&囲み取材に、主演の五関晃一(A.B.C-Z)、共演の福田沙紀、遠山景織子、内海光司、原作の鉄拳とともに出席。自身が原作のパラパラ漫画が舞台化されることを直前まで知らされていなかったことを明かした。

イベントに出席した鉄拳【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した鉄拳【写真:ENCOUNT編集部】

9月6日より上演 舞台『振り子』

 お笑い芸人の鉄拳が5日、東京・光が丘のIMAホールで行われた舞台『振り子』(同所にて9月6日より上演)のゲネプロ&囲み取材に、主演の五関晃一(A.B.C-Z)、共演の福田沙紀、遠山景織子、内海光司、原作の鉄拳とともに出席。自身が原作のパラパラ漫画が舞台化されることを直前まで知らされていなかったことを明かした。

 自身のパラパラ漫画『振り子』が初舞台化された心境を聞かれた鉄拳は「僕はこのこと(舞台化されたこと)をあまり知らされていなくて……」とコメントしてキャスト陣を驚かせ、「3年前に1回『舞台をやりませんか?』と聞いたんですけど、(今年の)7月くらいに『舞台の公演日とキャストが決まりました』って急にきたんですよ!」と告白。

 続けて、鉄拳は「3年空いて急にきたので『なんですか、これ?』って。何も知らされていなくてバタバタだったので、(初日が)待ち遠しいとかないんですよ」と吐露して会場の笑いを誘い、「今は(カンパニーの)中に入ろうと必死ですし、『僕も絡んでいます』ってインスタとかXで発表しています」と明かした。

 また、稽古を2回ほど見学したという鉄拳は「台本を読んだときはまったくわからなくて、主人公の名前が連続していて(青春期、青年期、老年期)がごちゃごちゃになっちゃったんですけど、芝居を見たときに“わかった。こう来たか。そういう考えあるんだ”と思って、逆に勉強させられましたね」と感嘆し、自身が描いた世界観と相違なかったかと追及されると「同じです。パズルを崩して横に並べた感じになっていて、それをうまく組み立てることができていて上手いなと思いました」と舌を巻いた。

 なお、パラパラ漫画では鉄拳自身が登場するが、同舞台では出演しないそうで「実際に『出ますか?』って聞いてくれたんですけど、僕が嫌だった……。急に言われると緊張しちゃう(笑)」と断ったことを明かして笑わせた。

 鉄拳の代表作であるパラパラ漫画『振り子』を初舞台化した本作。不良でバイク好きな青年・永井等時と天真爛漫な女性・片瀬円香が出会い、過ごしてゆく日々を“青春期”、“青年期”、“老年期”の3つの時間軸を同時に描くことで、日々の機微を鮮明に浮かび上がらせていく、切なくも温かな物語となっている。

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