A.B.C-Z五関晃一、鉄拳の代表作『振り子』初舞台化作品で主演 役との共通点に「昔、僕は本当に悪でね」と冗談も
A.B.C-Zの五関晃一が5日、東京・光が丘のIMAホールで行われた舞台『振り子』(同所にて9月6日より上演)のゲネプロ&囲み取材に、共演の福田沙紀、遠山景織子、内海光司、原作を手掛けた鉄拳とともに出席。同舞台で主演を務める心境や意気込みを語った。

鉄拳が手掛けたパラパラ漫画が原作
A.B.C-Zの五関晃一が5日、東京・光が丘のIMAホールで行われた舞台『振り子』(同所にて9月6日より上演)のゲネプロ&囲み取材に、共演の福田沙紀、遠山景織子、内海光司、原作を手掛けた鉄拳とともに出席。同舞台で主演を務める心境や意気込みを語った。
お笑い芸人であり、イラストレーターとしても活躍する鉄拳の代表作であるパラパラ漫画『振り子』を初舞台化した本作。不良でバイク好きな青年・永井等時と天真爛漫(らんまん)な女性・片瀬円香が出会い、過ごしてゆく日々を、3つの時間軸“青春期、青年期、老年期”を同時に描くことで、日々の機微を鮮明に浮かび上がらせていく、切なくも温かな物語となっている。
初日を前日に控えての心境を尋ねられると、青年期の永井等時を演じる五関は「個人的には舞台の本番って待ち遠しくなるタイプなんですけど、今回は“もう明日、開いてしまうんだ”と焦りみたいなものも若干あるので、その緊張感も楽しみながら最後まで走り抜けたいなと思っております」と言葉に力を込めた。
また、パラパラ漫画『振り子』の初舞台作品で主演を務めることについて五関は「光栄ですよね」と目を輝かせ、「パラパラ漫画の感動もありますけど、どっちがいいというよりは、舞台化することで“こんな一面もあったんだ”とか、“こんなシーンがあったんだ”と深みが出ればいいなと思っていましたね」とコメント。主演ではあるものの、稽古場でみんなで作り上げたという感覚があるそうで「“率いて”という感覚はまったくなかったですね。みなさんがいろいろと打ち合わせをしている中、僕が好き勝手やらせていただいて、甘やかしていただいたなという感覚のほうが強いです(笑)」とカンパニーの面々に感謝した。
さらに、自身と役とで共通点はあるか尋ねられた五関は「僕(の役)って人生が崩れ始める時期なんですけど、昔の血が騒ぎますね。不良だった頃の。昔、僕は本当に悪でね」とコメントして報道陣を困惑させ、青年期の片瀬円香を演じる福田は「冗談ですよね。本気でこういうことを言うので、一瞬、真に受けちゃうんですけど、五関さんなりに目一杯ふざけていらっしゃったってのちのち気づいて、それを知ってからたくさん笑うようになりました」とフォロー。
なお、五関は役との共通点はないそうで「不良っぽいところもまったく通ってこなかったですし、バイクなんかも免許もなければ詳しくもなくて、趣味とかの共通点もなくて、最初は不安でしたね」と吐露した。そして、「鉄拳さんのパラパラ漫画の感動そのままに、すてきな舞台版となっておりますので、見に来ていただいた当日、そして翌日まで目を腫らす覚悟で見にきてください」とアピールした。
