満島ひかり、8年間毎日アニメ鑑賞 きっかけは『ONE PIECE』現場で圧倒されて「悔しい思い」

俳優の満島ひかりが4日、都内で行われたアニメーション映画『ホウセンカ』(10月10日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。アニメの仕事にまつわる浅からぬ思いを明かした。

イベントに登壇した満島ひかり【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した満島ひかり【写真:ENCOUNT編集部】

2016年に公開された『ONE PIECE FILM GOLD』でカリーナ役を務めた

 俳優の満島ひかりが4日、都内で行われたアニメーション映画『ホウセンカ』(10月10日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。アニメの仕事にまつわる浅からぬ思いを明かした。

 満島は「アニメ作品の映画で、舞台あいさつに立つのは、昔、『ONE PIECE』のヒロイン(2016年に公開された『ONE PIECE FILM GOLD』カリーナ役)をやらせていただいて以来。その『ONE PIECE』の声をさせてもらったとき、すごくアニメーションの現場に圧倒されて。『日本の、すごい素晴らしいクリエイターって、ここにいたんだ……!』と思うくらいアニメの世界のスタッフたちに魅了された」と回顧。

 続けて「声のお仕事としては、すごく悔しい思いのある作品だった」と正直な思いを告白し、「そこから、『もうちょっとアニメに関わりたいから学ぼうかな』と思って、本当に、8年くらい毎日、何かしらアニメを見ているくらい、ず~っとアニメ作品を見て、声の仕事の方とか、アニメが出来上がっていく様とか、作っていく過程に感動し続けてきた」と熱弁した。

 今回の『ホウセンカ』について「ちょっと渋めの作品に呼んでいただいた。木下監督と、現場に入る前にいくつかお話をした。監督の作る世界が、同じ歳くらいなんですけど、こんな古い日本映画の余韻のような、とてもいい作品を作ろうとしている姿に、一緒に関われることがうれしくて」と語り、「私は完成したものを見て、すごく好きだった」とほほ笑んだ。

 同舞台あいさつには、小林薫、戸塚純貴、宮崎美子、ピエール瀧、木下麦監督も出席。会場では、74歳の誕生日を迎えた小林に、戸塚がサプライズで花束をプレゼントした。

 同作は、TVアニメ『オッドタクシー』を手がけたクリエイター陣によるオリジナルアニメーション。「アヌシー国際アニメーション映画祭 2025」長編コンペティション部門選出。大逆転に人生を賭けた、しがないヤクザ・阿久津(現在:小林、過去:戸塚)の愛の物語が描かれる。小林と戸塚がW主演を務める。満島は、息子とともに阿久津と暮らし始める永田那奈の過去を演じる。

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