松田凌、岩男海史は「俳優を嫉妬させる俳優」 サプライズでキャップのプレゼントも
俳優の松田凌が4日、都内で行われた江戸川乱歩没後60周年配念作品『RAMPO WORLD』の完成披露舞台あいさつ付き先行上映会に、安野澄、岩男海史、ウエダアツシ監督とともに登壇。撮影を振り返った。

ファッションデザイナー岩男からキャップのプレゼント「めちゃくちゃうれしい」
俳優の松田凌が4日、都内で行われた江戸川乱歩没後60周年配念作品『RAMPO WORLD』の完成披露舞台あいさつ付き先行上映会に、安野澄、岩男海史、ウエダアツシ監督とともに登壇。撮影を振り返った。
推理小説や怪奇・幻想小説の祖として後世に名を残した作家・江戸川乱歩が7月28日で没後60年を迎えた。江戸川乱歩没後60周年記念作品『RAMPO WORLD』と題し、乱歩の作品を原案に設定を現代に変え、オリジナル解釈を加えた『3つのグノシェンヌ』『蟲』『白昼夢』が10月3日より2週連続でシネマート新宿・池袋シネマ・ロサほかで順次公開する。
『3つのグノシェンヌ』の原案は『一人二役』。「自分の妻を後輩役者に口説き落とさせる」という、イビツな愛に狂っていく主人公・哲郎を演じた松田は「個人的に、人は誰しも狂気をはらんでいると思う。4人の登場人物の愛が絡むと禁忌に近づいていくんだなと。実生活にはないようなおもしろさがあると思うので、楽しみにしてください」とアピールした。
哲郎の妻役を務めた安野は、撮影での思い出を聞かれると「松田さんと岩男さんの熱いシーンがあるんです。そのシーンの翌日、岩男さんと撮影だったんですが、ずっと『松田凌はすごい!』って話を聞かされて。お腹いっぱいになるくらい、愛を感じた」と明かした。これに、岩男は「強烈な俳優と出会ったなって。歳も同じでめちゃくちゃ楽しかった」と振り返ると、松田も「僕も同じでした。鮮烈な俳優に出会ったなと。俳優を嫉妬させる俳優だなって感じがしました」と褒め返した。
岩男はファッションデザイナーとしても活動。登壇者は、この日のために岩男がデザインを担当した『RAMPO WORLD』Tシャツを着用していた。ポイントを尋ねられた岩男は「後ろに3作品の劇中写真があって、僕がポイントだと思うところだけ色を残して、他の部分はセピアにしているところ」と答え、続けて「いつでも量産できると思うので、もしよかったらグッズみたいな……」と提案した。デザインを見たウエダ監督からは「Tシャツは舞台あいさつ用に作ったんですよね。それなのにバックプリントにしたんだと思って。お金の匂いがするなって(笑)」とまさかの指摘が。岩男は「せっかくなのにタンスの中に眠っちゃうのはな……と思って」と弁明していた。
また、岩男は「『RAMPO WORLD』キャップを作ってきた。監督がキャップお好きってことで。プレゼントです。さっき刺繍してきました」とウエダ監督にサプライズで手渡した。松田と安野にも色違いの『RAMPO WORLD』ビーニーをプレゼントし、受け取った松田は「え! めちゃくちゃうれしい!」と喜んでいた。
イベントには『蟲』より平埜生成、佐藤里菜、木口健太、平波亘監督、『白昼夢』より見津賢、上脇結友、宮田佳典、山城達郎監督も登壇した。
