CD100万枚突破の&TEAM、韓国デビュー発表に涙「音楽番組で1位を獲っている姿を早く見せたい」
グローバルグループの&TEAMが2日、3日の両日、神奈川・ぴあアリーナMMで結成3周年記念イベント『&TEAM 3rd Anniversary [縁 DAY]』(以下、『縁 DAY』)を開催した。最新シングル『Go in Blind(月狼)』(4月23日リリース)のCDが、日本レコード協会が発表する7月度ゴールドディスク認定で総出荷枚数100万枚を突破し、初のミリオン認定を獲得。3日には、10月28日リリースのミニアルバム『Back to Life』で韓国デビューすることも発表された。勢いに乗る9人による同日の公演をレポートする。

ぴあアリーナMMで結成3周年記念イベント
グローバルグループの&TEAMが2日、3日の両日、神奈川・ぴあアリーナMMで結成3周年記念イベント『&TEAM 3rd Anniversary [縁 DAY]』(以下、『縁 DAY』)を開催した。最新シングル『Go in Blind(月狼)』(4月23日リリース)のCDが、日本レコード協会が発表する7月度ゴールドディスク認定で総出荷枚数100万枚を突破し、初のミリオン認定を獲得。3日には、10月28日リリースのミニアルバム『Back to Life』で韓国デビューすることも発表された。勢いに乗る9人による同日の公演をレポートする。(取材・文=近藤加奈子)
幕が上がり、光が差す中に9人が現れると、『W.O.L.F.(Win or Lose Fight)』でキックオフ。早速、LUNE(&TEAMファンの総称)の大歓声が響いた。そして、『Run Wild』に続いた後、3曲目では、事務所の先輩であるBTSの『MIC Drop』をカバー。炎が吹き上がる激しい演出の中、メンバーは力強いパフォーマンスを繰り広げた。
カバーステージでは、NICHOLAS、JO、HARUA、TAKI、MAKIが黒縁メガネをかけてOne Directionの『What Makes You Beautiful』を披露。「かわいい!」の声が飛び交う中、ポップさ全開で会場を盛り上げた。英語堪能のMAKIはジャスティン・ビーバーの『All That Matters』を歌唱。アコースティックギターのシンプルな演出が、その歌唱力が際立たせた。
FUMAは髪をオールバックにして尾崎豊の名曲『I LOVE YOU』をカバー。シャツの胸元を大きく開けて色気を放ち、随所に尾崎へのリスペクトを感じさせた。YUMAは伸びやかな高音を響かせながら、DAY6のロックバラード『You Were Beautiful』を歌い上げた。K&JOは、嵐の『Love so sweet』を歌唱。Kは黒、JOは白のジャケットを羽織り、学園ドラマで対立する真逆の王子様キャラのような出立ちで会場を大いに沸かせた。
MCでは、Kが嵐に掛けて「僕のお姉ちゃんが『花より男子』に出ていたんです。でも、エキストラですけど(笑)」と発言し、驚かせた。YUMAが「3年目にして初耳」と目を丸くしていると、Kは「家族に言われて後から気づいて。しかも、結構(ドラマに)出ていたらしくて」。その後に「絶対、探さないで!」と言い、笑いを誘った。衣装のコンセプトについては、2人で話し合って決めたようで、JOは「ドラマの原作に出てくるような衣装を考えました」と明かしていた。
カバーステージ後半では、ニコラスがPaul Blanco, BE’Oの『Summer (Feat. BE’O)』でクールなラップを披露。TAKIはRADWIMPSの『スパークル』をチョイスした。美しい星の映像をバックにYシャツとネクタイ姿で歌うTAKIは、『君の名は。』の主人公の瀧のようにたたずみ、客席に没入感を与え続けた。うれしそうに歌うTAKIの姿は、見ている方までうれしくさせ、最後の「ずっと一緒にいよう」で多くのLUNEが撃ち抜かれた。
EJとHARUAはaikoの『カブトムシ』を2人でカバー。カントリーな雰囲気の中で歌う2人は、ジブリ映画に登場する美少年を彷彿とさせた。そして、バッグから手描きのメッセージを取り出してLUNEをキュンとさせた。
お題に対して連想する答を書く『縁 DAY 以心伝心ゲーム』では、K&EJ&TAKIの赤チーム、FUMA&NICHOLAS&JOの白チーム、YUMA&HARUA&MAKIの青チームに分かれて対抗戦を開始。「おにぎりの具材といえば?」というお題では、赤チームが全員「シャケ」と答える中、EJが「シャキ」と書いてしまう一幕もあった。EJは「シャケを書きたかったんだけど、シャキになった(笑)」と説明し、無事得点をゲット。NICHOLASは「魚」と書き、「(魚の種類は)うなぎ」と弁明するもメンバーからツッコミが相次いだ。「『バキッ!!』何の音?」のお題では、Kが「棒アイスをひざで割る時」と回答。最初は得点なしだったが、司会の古家正亨に「バラエティー点はないですかね?」と聞き、0.5点を獲得するファインプレーを見せた。
メドレーでは、&TEAMが初めてミリオン認定を達成した『Go in Blind(月狼) 』の他、トロッコに乗って『Feel the Pulse』『バズ恋』などを披露。ファンサの嵐で一気に距離も近くなり、メンバーもLUNEもお祭り騒ぎ。あっという間に本編が終了した。

ファンに呼びかけ「100年ずっと一緒に」
会場が暗くなると、画面に「Japan to Global Next Chapter」「LUNE, Are You Ready?」「KOREA DEBUT 1st Mini Album Back to Life」と&TEAMの韓国デビューが発表され、この日一番の歓声が響いた。アンコールでは、&TEAMが誕生したオーディション番組『&AUDITION -The Howling-』のシグナルソング『The Final Countdown(&TEAM ver.)』を歌唱。韓国デビュー発表の喜びもあり、9人は涙をこらえきれなかった。
そして、思いを語った。
K「大切なお知らせを無事に9人と一緒に、大好きなLUNEの皆さんに伝えることができて幸せに思います。個人的には世界中のLUNEの皆さんに韓国の音楽番組で1位を獲っている姿を早く見せたいなと思っています」
YUMA「韓国デビューに向けてメンバー全員また死ぬ気で頑張っていますので、今よりもっともっとかっこいい姿を見せられるかなと思っています」
TAKI「(デビューしてから)1日1日大切な時間が流れて、僕は本当に幸せです。韓国デビューという新たなステージに上がるわけですけど、LUNEと&TEAMはずっと一緒です」
その後、ステージは『&AUDITION -The Howling-』のオリジナル曲『Melody(&TEAM ver.)』で感動に包まれながら、フィナーレへ。歌い終えると、EJは「これからも5年、10年、100年ずっと一緒にいましょうね」とLUNEに呼びかけた。そんな9人は、着実なステップを踏みながら4周年に突入。&TEAMが満を持して、韓国で勝負に出る。
※LUNEのEはアキュート・アクセントを付したもの。
