ハンマーで叩いても壊れないボディー 免許不要の“原付”、特殊モーターで高いトルク実現

FreeMile株式会社は、米国で6万台の稼働実績を持つ免許不要の“原付”「evuco(イブコ)」の一般販売を開始している。

免許不要の“原付”「evuco」の一般販売が開始
免許不要の“原付”「evuco」の一般販売が開始

最高速度は法令を遵守した時速20キロ

 FreeMile株式会社は、米国で6万台の稼働実績を持つ免許不要の“原付”「evuco(イブコ)」の一般販売を開始している。

「大型でごつい」デザインや、耐久性に不安のある「華奢」なデザインが主流のフル電動自転車(特定小型原動機付自転車)は、使用層が限られているのが現状だ。

「evuco」は通勤や通学にも使えるスタイリッシュで洗練されたデザインに加え、チェーンレス構造を採用。「靴が汚れない」「ロングスカートの裾を巻き込まない」といった安全性や、メンテナンスの手間を軽減する仕様となっている。

 さらに、流通している多くのフル電動自転車が雨や粉塵に弱い一方で、同車はパーツ間の継ぎ目をなくし、密度の高い材質を使用することで、IP65相当の防水性能を実現。屋外保管にも対応でき、駐輪場での「ドミノ倒し」にも耐える頑丈さを備えており、ハンマーで叩いても壊れないほどの耐久性を誇る。

 走行性能では、最高速度は法令を遵守した時速20キロ。充電時間は3~4時間で、航続可能距離は25キロとなっている。最大の特徴は坂道でのパワーで、特殊構造モーターによる高いトルクにより快適に走行できる。

 サイズも公共の自転車ラックに収まるコンパクトさで、折りたためばスーツケースのように転がして運ぶことが可能だ。

次のページへ (2/2) 【写真】免許不要の“原付”をハンマーで叩く実際の写真
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